Jan 24, 2010
ふらんす堂のホームページ内のコラム《詩人のラブレター》
ふらんす堂の山岡社長のご好意で、同社のホームページ内に《詩人のラブレター》というタイトルの小さなページを持たせていただいて、はや4年、この1月のルネ・シャールで46回になりました。ホームページの衣装が新しくされて《詩人のラブレター》もクリック1つで1回目からすぐに読めるようになりました。試しに第1回目をクリックしてみると、J=M.モルポワの「ときどき小声で」をとりあげています。モルポワ氏にもご無沙汰してしまっているなーと思い、現在彼がどんな詩を書いているかとても知りたくなりました。再婚してルイという可愛い男の子が生れたのでしたが、ルイ君も大きくなったことでしょう。山岡さんは忍耐強く見守ってくださっています。同じホームページの山岡さんの編集ブログに、その回とりあげた詩人の肖像とひとくちコメントをくださっています。そのコメントが秀逸なんです!《ラブレター》の更新前後のブログに載りますので、こちらも合せてご覧ください。今年も新しい詩人を開拓していきたいと思っています。どうぞよろしく!
Jan 04, 2010
新年おめでとうございます
大晦日の日にふらんす堂の山岡さんから2冊の詩集が送られてきた。
鈴木志郎康『遠い人の声に振り向く』と辻征夫『絵本摩天楼物語』で共に書肆山田刊。鈴木さん57歳、辻さん56歳時の詩集。ずっと以前に山岡さんにお貸ししてあったものらしいが、覚えていない。ともかくしばらく手元に置くことにし、正月に萩原隆『ザシキワラシ考』(編集工房ノア)をじっくり読もうと思っていたのをすこしずらして、この2冊を再読することにした。とても面白かった。最近再読する本がとても味わい深く感じるようになってきている。文句なしに楽しい。本当に美味しいと思う料理を口にしているときのようだ。たべものは何でもかまわなくて、読書のほうが千倍も好き。戦後育ちの性かもしれない。良い正月だった。1月は吉行理恵について書く予定。
春には詩集を出す。
萩原さんの本は読むと共感するところが多い。雑誌『楽市』でのフアンだが、それが本になった。口絵に立派なお屋敷のご自宅の写真が挿し込まれている。こんな家のご当主の文章なのかと、なかば絶望にも襲われるが、なに、文章に貴賎はないぞ、と居直って。
今年も楽しく過ごせそうです。