Nov 30, 2008

哀しみの幸せ

秋の日展で、H.M さんの「失楽園」と題する 日本画の前で、そう言葉が浮かんだ。日展は、学生の頃 めずらしく両親と上野で伊東深水の絵を見たとき、その上品な大画面に心が晴れ晴れとした記憶がある。あれ以来、日展に来たことはなかった。両親はたしか小林古径を見に行ったのだった。H.Mさんの絵には、華やかさと毒とがあって、荒れ地野菊と狐をとりあわせた隣の絵に負けたと思ったと打ち明けられて、この真剣さが高校生の頃の負けず嫌いを思い出して、若くて本物だと感じた。なによりも、この人の本性が作品化されているところが凄い。わたしは、デーモンにおいて負けていると感じた。いい絵だった。来年、再来年と挑戦していってほしい。同級生だから、すごく励みになる。 
Posted at 23:49 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.

If you want to upload the jpeg file:


Rename file_name:

Add comment(Comment is NOT appear on this page):
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.