Jun 02, 2008

6月曇り空

6月に入った。
   ふと立ち止まると、人生という激流を確実に流されていく自分の姿が見える。いくつもの別れを辛酸として舐めつくしながら流されて行くすがた。悲鳴まで。よく、部屋の中で寝ていて、部屋の天井のひと隅に自分の視線があって、寝ている自分を見ている、という話をする人がいるが、わたしには激流にもがいている自分が見える気がする。流れる速度が速まるのは淀みの前かしら?ただぼんやりそのありさまを見ている。
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