Jun 26, 2007

ひとり、空しく、傷ついて(3)

スクール岬で、きみは野生の灰色のあなごの心臓が
しだいに強く動悸を打つのを聞く。
長い間あなたは戦った。
星座の乱れた影を塗り替え
わたしは世界を組み立て直す。
銛が、いちじくの木とただ一本きりの立葵との間に 横たわっている
明日、わたしたちはあなごを食べるだろう。


前の詩に続いて、ベル・イル島南岸東端の町ロクマリアで。
スクール岬=la pointe du Skeul pointeは岬の先端の鼻と呼ばれる部分。Skeulはブルトン語ではしごの意味。ベル・イル島最南端の岬。ロクマリアの町から近い。大西洋に突き出し、奇岩が多い。
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