Jun 16, 2009
「詩人の声」10回目を終えて
1回目は2008年1月、ボワデポエッツ163回目だった。以来、1年半のうちに10回の朗読の会を持たせてもらった。プロデュース関係の方々、そして何より、しつこいチラシでの来場依頼に、快くお応えくださった聞き手の方々、ありがとうございます。10回目の背番号は№348、さまざまな個性の詩人たちが生の声を発する一夕にも立ち会って耳を傾ける機会にも恵まれた。思いがけない友人から辛い批評もいただいた。辛い、たいへん貴重なアドバイスである。次の詩集の1冊分の原稿を読み、会の後、ビールを飲みながら激論になったこともあった。10回目を終えて思うのは、2度とないこの時間をさらにこの場にしかないもの、その密度を高めていかなければいけないという1点である。出来上がった詩集を読むというのは、どこか、当日当夜に正面から向き合ってはいない感じがしてきた。それでは、貴重な時間、入場料を費やしてくださる聞き手の方々に失礼ではないのか。おまえはこうやって何をしようとしているのか、何がしたいのか。今現在、この場で何を訴えようとしているのか。10という区切りで、もう一度よく考える必要がある。
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