Feb 22, 2008

本をたくさん読んだ

正津勉『小説尾形亀之助』は去年の年末に読んだ。加藤道夫の戯曲『なよたけ』を読み、ドーデー『アルルの女』を読み、「スガンさんの子山羊」を思い出して『風車小屋だより』を再読し、町田図書館に予約していた『陰日向に咲く』がきたので読み、山本有三編『世界名作選2』のワイルド「幸福の王子」に涙をながし、いま『小説鉄腕アトム』を読んでいる。絵より文字のほうがやはり自分に合っているなと思いつつ。でもそれをどう扱おうかという新たな気持ち。その間に詩集の拾い読み。木島始さんを偲んだ詩が印象に残った。読書という飛翔。冬の晴れ渡った空を風を受けて揺られている。楽しい。無類の充実感。「スガンさんの子山羊」が気にかかる。「すぐ食べられてしまうほうがよかったのに」という白痴のコトバが意識にこびりついている。
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