Jan 25, 2008
ひとりでいる
いつもより早い時間に帰ったら、猫が玄関で「ニャー」と出迎えてくれた。不思議なことに足音を聞き分けてトコトコやってきて玄関の鍵を開けるまえからニャオニャオいっている。しかも走り回って喜んでくれるから面白い。(意外な時間に帰宅したときに限られる)
もう仔猫でもなく年寄り猫なのに、これだけ走れるなら大丈夫だ、などと思いながら自分のコーヒーをいれてパンでも食べようとしていると、彼は「絶対にじぶんも食べる」と確信に満ちてわたしのパンとじぶんの餌皿を見比べている。
皿にカリカリを少しいれてやり、一緒に食事をして一緒に寛ぐのかと思ったらそうともかぎらない。そばにいる時もあるが、ふと気がつくといないことも多い。
何気なく自室をのぞくと、押入れの中や隅の座布団でひっそりと丸くなっているときがある。わたしが寛いでいる居間のホットカーペットのほうが居心地がよさそうなものだが、猫には猫のおもうところがあるに違いない。そういうときの彼の顔には「ほっといてくれ」とかいてある。
寒そうな部屋にひとり(一匹)でしんとしているようすは「孤高の猫」スタイルだ。もしかしたら、さっき大げさに喜んでみせて走り回ったのを静かに後悔しているのかもしれない。
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