Nov 23, 2007
年老いて、、、。
親戚の家の愛犬に会いに行った。年老いて、もう自力では立てない。
あんなにふかふかの毛並みで元気だったのに、
痩せて、目もよく見えないらしい。
「会いたい」と母が、すごく心配して言うので、
いま会わせなければ間に合わないかもしれない・・と思って、 母を連れて行った。
この犬が若くて元気だった頃のことを思い出す。
父が生きていた頃のこと・・・。
きっと母も同じ思いで犬と再会したのではないだろうか。
あんなに動物が苦手で、大嫌いだった母。
小さかったわたしは叱られると知っていながらよく捨て猫を拾ってきたものだ。
時を経て、わたしが自室で飼い始めた猫を父はそっと触りにきたりした。いつの間にか、猫は我が物顔で家中を歩くようになり、知らぬ間に 母はすっかり猫や犬に慣れていた。
犬や猫、、、近しいペットたちに慣れて可愛がるようになった母を、 父は穏やかに見守っていたと思う。
触れる手のあたたかい感触を、犬や猫は、優しく記憶するのだろうか。
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