Oct 29, 2010
ノーベル文学賞のこと。
嫌な雨が続いている。今年大量に発芽」したキツリフネが夏にまったく咲かず、引っこ抜こうとしたが閉鎖花があるやもしれぬというわけで、ぼろぼろになったのをはやしていたら、閉鎖花ならぬちゃんとした花が今頃咲き出している。
トリカブトも咲いているから変な風景だ。
この間、ノーベル賞の話題がひとしきりあった。
平和賞は予想外だったらしく、当の中国で『台所のなかを』見られたかのような騒ぎになっている。
天安門事件のときのきなみ中国評論家がおしだまってしまった。
あてにならないインテリの存在を目にもの見せられた思いだった。
本当は、ノーベル文学賞の話がしたかった。
村上春樹じゃなくてよかった。
リョサでよかった。
わたしは、そう思っている。
ニューヨークに住む友人の娘が春樹ファンだと聞いて驚いた。
初期のはわたしも読んだ。
「羊をめぐる・・・」は傑作かもしれない。
そのあとのは読後嫌な感じがする。
自分の生理とまったく違う生理を歩かされて、しまったというような感じだ。
ここちのよいのがいいと言っているわけではない。
南米文学は、ドノソやコルタサルやプイグ、天才がいっぱいいる。
翻訳家がいないために紹介されていない作家が、あまたいるだろう。
春樹なんか目じゃないのだ。
Tさん、音信不通です。連絡ください。
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