Sep 08, 2005
転倒記
わたしは、カメラを持ち出してからすごく転ぶようになった。十回はゆうに超えて、救急車に乗ったこともある。
委細はともあれ今までカメラが無事だったのは、わたしにナニかがついているのかも知れない。
で、今日は近所の愛新覚羅 溥傑邸を出るときだった。
普通の住居の門みたいなところにさしかかったとき、狭い道に無理やりのようにトラックが入ってきた。
それを確認して、すこし身をずらしたら、障害者用のスロープに躓いて倒れた。
転ぶのが、うまくなったと瞬間思った。
というのは転倒時の音で、カメラが無事かどうか見当がついたのだ。
打撲と擦り傷だったけど、すぐに起き上がれなかった。
トラックが止まる音がした。
運転手がくるのがわかった。
「かあちゃん、だいじょぶかっ!」
そういいながら彼は、わたしが立ち上がるのを助けてくれた。
去年、転んだときは、わたしより年齢がうえだと思うおじさんに「おばさん、大丈夫?」といわれた。
こういうことにまったく心の準備がない方が、不覚なのだね。
帰宅してみたら、カメラは三回、ぶつかった音がしたのに、三脚を立てる底の面に擦り傷がついていた。
「おじょうさん」と言われるより100倍もマシだけれど。
一夜あけて、思いついた。
スーツとか、いい洋服を着てると言われないんじゃないか・・・まあ、悪あがきですけど。
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