Aug 16, 2005

戦争のことは、普通の人より聞いてるかもしれない。

ケースワーカーの仕事を、とても長くした。
引き上げ者、シベリア抑留者、戦争未亡人、強制連行された韓国人、被爆者、友人の両親、両親、年配の人の人生には戦争があった。
それぞれ敗戦の時のことは、必ず記録した。
断片をつなぐようにして、「敗戦」と書くとき舌打ちする上司がいた。
やっぱり、理不尽にも人間嫌いになるこの時期。


吉本の『「食」を語る』を読了。
なかに宮沢賢治が、大食漢だという話がある。
「一日に玄米四合・・・・」だものね。
わたしも、そう思っていた。
10年くらい前、叔父から電話があって、「一日に玄米四合だと、息子が言っている。わたしはもっと少なく教わった。どっちが本当なのか?」と問い合わせが来た。
戦時中はこんなものまで検閲し、賢治をも小食にしてしまった。 オラウーンタン
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