Jun 20, 2005
偏在する父
父の日の納骨。残念なことに、愛犬セナは体調が悪い。
納骨の参列は、控えさせた。
変な言い方だが、墓は豪邸だ。
本堂から引き上げた、重い骨壷(鳳凰の模様の、瀬戸が重いのだ。)を抱いて墓に行く。
お骨は副住職の手で墓に納められ、その後、読経がある。
読経の内容はわからないけれど真言宗だから、結構お呪いみたいなものがあるようだ。
そうして供物を供え、米を撒き、線香をあげる。
「おめでとうございます。」と住職。
涙の母。
「建てまえみたいだね」とわたし。
「そうなんです。」と住職。
亡くなった人を、お星様になったという人もいるけれど、父は空気みたいに偏在していると思いたい。
「死ねば、死に切り」なのだろうが、そう言いきれない意気地なしの自分がいる。
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