Jun 17, 2006
梅雨真っ盛り。
靴を乾かすのが大変です。一番好きなヴォーカリストはと訊かれれば、
たくさんいますがとりあえずジョー・ストラマーと答えます。
この人は1970年代の後半に活躍したパンクバンド、
ザ・クラッシュのヴォーカリストです。
英語の曲なので、歌っている内容は未だになんとなくしかわかりません。
しかし私は、この人の声がとても好きなんですね。
パンクなので絶叫系、ものすごく怒っているんだけど、
同時にやるせなく深い悲しみが滲んでいて、
何百回聴いてもぐっと来ます。
男だねえ。
クラッシュのアルバムは1stから3rdあたりが最高、
特に2枚目の「GIVE‘EM ENOOUGH ROPE」は泣けますねー。
未だによく聴きます。
しかし残念ながら2002年に49歳で他界。
この人も早死にでした。
ついでにもうひとり、ルー・リード。
この人は60年代中盤に、ヴェルベット・アンダーグラウンドという
サイケデリック・ロックバンドでデビュー。
その後ソロ活動に転じ、現在まで精力的に活動を続けてます。
リードの声は、激怒する直前の冷静、という感じ。
叫ぶ曲もあるのですが、何処か恐ろしいような冷たさを保っていて、
またバラードの時も、何処か冷めた緊張感というか、強い怒りを常に感じます。
ぞくっときます。
この人は傑作と駄作の落差が激しいです。
いいアルバムは最高ですが、悪いのは聴くのが苦痛なぐらい。
だから雑誌の企画とかで、ロックの名盤ベスト10、なんていう企画があると必ず入るのに、
逆にワースト10を選ぶと、また入るという。
しかし波が激しいのは天才の証ですかね。
ちなみに人間的にもかなりイタくて、
重度のドラッグ中毒の上にSM愛好家、おまけにハードゲイです。
今は大分クリーンになったようですが。
しかしこういう人に限って死にませんね。
そろそろ還暦を迎えたはず。
まだまだ頑張ってもらいたいところです。
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