Nov 13, 2005

歩いていたらなんか熱っぽくなったので、

すかさず薬局に入り、安売りしていた風邪薬を買い求め、
立ち食いそば屋でたぬきうどんを食べて服用。
その後歩き回っているうちによくなりました。
風邪は引き始めに潰すのが肝心ですね。
しかし熱っぽい状態で街を歩くと、
なんだか凄く空気が汚れているように感じます。
たくさん食べて免疫力をつけて、寒い冬に備えましょう。

詩手帖投稿欄でも活躍された斎藤恵子さんより、
詩集「樹間」を送っていただきました。
詩の内側に空間が広がるとても気持ちのよい詩集です。
生活の脇からふと生まれる幻想が、斎藤さん独特の動き方で、
あちこちでポーズをとっているようです。
そして斎藤さんは音の立て方がとてもうまく、
(にろにろ)とか(あぎあぎ)など、思わず口に出したくなるような音が、
あちらこちらでするものですから、
それに乗ったら途端に詩の世界へと引き込まれます。
この詩集は去年思潮社から出版されました。
中原中也賞、高見順賞などの最終選考に残ったことからもわかるとおり、
詩魂の浮遊力もさることながら、技術的なレベルも非常に高い作品集です。

斉藤さんには一緒に同人誌も送っていただきました。
これがまたとても格好いいもので、
「ドッグマン・スープ」というのですが、
ビジュアル系ポエトリーマガジンと銘打たれているとおり、
A3サイズ22ページの紙面には、
写真と詩が思いきりコラボレーションしています。
ほぼ全てのページに所狭しと格好いい写真があり、
その前面に、これまたところ狭しと詩が、
好き放題の姿形で踊っています。
極限なまでに自由を追求した同人誌。
詩がビジュアル的なものと融合する場合の、
ひとつの正解の形を打ち出していると思います。
うーむ、岡山恐るべし。
Posted at 01:16 in n/a | WriteBacks (2) | Edit
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有難うございます

寒くなってきました。「樹間」について書いて下さり有難うございました。うれしく思っています。擬声語擬態語が多いといわれるのですが、これが好きなひとと嫌いなひとがいるようです。私は意識しないで自分の裡から出てくるものを書いているのですが。投稿をしていたら、私の名を覚えて下さっている方が少なからずおられるようでした。小川さんの名前も私は覚えていました。出版の時にはとても良いことだと後で思ったものです。名前を見たことのある人のは読んでみようかという気持ちになるようなのです。出来上がるのが楽しみですね。風邪をひかれませんように。お礼までです。

Posted by 斎藤恵子 at 2005/11/13 (Sun) 21:23:06

トラックバック、ありがとうございます。
斎藤さんの擬態語、わたしはとても面白いと思います。
自然に出てくるものは素直に使ったほうが、自分らしさが出るのではないでしょうか。
さらなるご活躍、期待しております。

Posted by 小川三郎 at 2005/11/14 (Mon) 00:32:37
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