Sep 27, 2005
おおっ。
白井さん、トラックバックありがとうございました。少し安心しました。
白井さんのページも拝読させていただいてます。
日常の出来事が優しい言葉で綴られていて、
読むたびにやわらかい気分にさせてもらっています。
ディズニーシー、楽しかったようですね。
「耳波」、個人的にとても好きです。
このやり方で、もっともっと自由になっていって欲しいと思います。
それでは少し写真のことを。
最近の写真家さんでは、川内倫子さんの作品が気に入っています。
木村伊兵衛賞を受賞した「うたたね」は何度読み返しても飽きることがありません。
ページをめくっていくと、なんだか走馬灯を見ているような気になるのです。
死ぬ直前になると、今までの人生の場面が走馬灯のように次から次へと現れるといいますが、
私が川内さんの写真に感じるのは、まさにそれです。
綴られる一枚一枚の写真は、それこそ何処にでもあるような、なんでもない瞬間です。
洗濯機が回っていたり、蟻んこが腕を這っていたり、いつかの海の波だったり。
人生を左右するのは重大な出来事なのでしょうが、実は死ぬ直前に思い出すことといったら、
むしろそんな、どこで見たかすら定かでない、なんでもない場面であるような気が、
川内さんの写真集を見ているとしてなりません。
私はそういう、なんでもないつながりとしての人生が、意外と気に入っているようで、
自分で詩を書くときも、何気にそんなところに目が行ってしまいます。
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こんばんは
こんばんは。
ご感想ありがとうございます。
川内倫子、好いですよね。ぼくも『うたたね』もっています。
それと、佐内正史も好きです。『鉄火』は宝物です。
写真をみていると、詩につうじるものをかんじます。
「実は死ぬ直前に思い出すことといったら、」「どこで見たかすら定かでない、なんでもない場面であるような気が」
というのに、ぼくもうなずきたいところがあります。『ノルウェイの森』(村上春樹)の冒頭に、なんでもない景色が今でも鮮明に記憶からよみがえる、といった箇所があったと思うのですが、そのことを思い出しました。
Posted by しらい at 2005/09/28 (Wed) 02:03:08
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