Mar 21, 2007
「生き死にの問題ではないのだから」
先週金曜日、デイケアで倉田良成さんの詩集『東京ボエーム抄』を読んだ。デイケアで、というと、にぎやかだから、読みにくいと思われるかもしれないが、案外そうでもない。電車や、デイケアは僕にとって、読書が集中できる場所である。感想はというと、集中何篇か特にいいなと思える詩があって。その人の存在感情をいくらかでも感じることが出来たように思えたので、そういう時は、気持ちが、それに連れて動くので、何か懐かしい。懐かしくて新しいような気がするのです。今日はレヴィナス『全体性と無限』を読んだ。150頁くらい。これも例によって難解だ。でも、この人は何が大事だと思っているかと思って読むとけっこう面白い。哲学には、(物語化を拒否するような書き方であっても)ちゃんと物語があるのだなあと思う。
昨日今日、入学金の振込みや手続きで、頭が混乱していた。今は落ち着いている。その困りようで、彼女を心配させてしまった。診察だったので、先生に言うと、先生は「生き死にの問題ではないのだから、深呼吸でもして」と云ってて、そうだよなあと思った。もうすぐ勉強が始まるというので緊張しているのかもしれない。
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