Nov 07, 2006

木枯らし

 今日、木枯らしみたいのが一日中、吹いていて、一気に寒くなりおった。少し驚いている。からだも、びっくりする。鍋を食べた。郵便が届く。その中身は、また、整理してお伝えします。少なくとも自分にとってはうれしいお知らせができるかと思います。

 自分の思っていることは、必ずいい意味でも悪い意味でも、どこか伝わってしまうし、伝わるものだと最近思う。統合失調症では「つつぬけ体験」というのがあるらしいが、私は、それを常に感じているわけではない。けれども、どこかで、味わっている。では、他者というのはいないのかというと、他者はいる。いるけれども、どこかで、「私」が底抜けになっている感じが私にはある。それは恐いことでもあるし、世界を感じることだ。
 私は、私が存在することに、いつも恐れを抱いてきた。それは、ずっとそうで、みなさんも、そう感じておられるかもしれないが、私はずっと恐かった。今では、それを感じにくくなっているけれど、それでも感じる。そして、それは、人前では言い訳にならない。そのこともとても恐かった。そして、今でも恐い。

 『ガーネット』の50号を知り合いに読ませていただいた。とても、力がこもっている特集で、すべての書き手が、どこかで読ませる。大橋政人さんの「命座」という詩。私の「白い息」という詩と発想が近いような気がして、ずっと先輩ながら、親近感を覚えた。「るなぱあくが正しかった」はすばらしい論文である。高階さんとの面白いコンビネーションである。神尾和寿さんの「現在詩」の特集の文章、私もずっと考えていたことで、お手紙したくなったくらいだった。全ての掲載作に触れるとネタばれになってしまうので、全てについては書かないが、私は楽しく読んだのでした。景色の見える詩が多くていい。
Posted at 23:29 in nikki | WriteBacks (3) | Edit
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思いや考えって。

今日は、すんごく風が吹き荒れていましたね。
しかし、私は、そんなものをものともせず、本日も半袖で外出しました。
まあ、外出といっても、すぐ映画館の中に入ってしまうのですが。

人の思いや考えている事って、私は、そんなに簡単に他者に伝わるものではないと思います。
むしろ、伝える方が難しい様な気がするのですが・・・。
今日、観た映画でも、そんな風に描かれていました(『虹の女神 Rainbow Song』という作品です)。 

Posted by 猫月亭梅之介 at 2006/11/08 (Wed) 01:25:21

うん

寒かったですね。
すごい!半袖。
私は寒くて寒くて…

そうですね。たぶん、猫月亭さんのようなご意見を
いただくんじゃないかと思っていました。
私も、そう思います。
ただ、実感があって、すごく近しい人、あるいは
そうでなくても、自分が嘘をついたら、すぐばれたりしたので、そう思いました。
だから、そうじゃない場合がすごく多いんだと思います。
私は、「伝わらない」ということが骨身に沁みていないのかもしれません。
だけど、自分の気持ちの本当のところが
察知されているのではないかと思うことが多いのです。
猫月亭さんとこういう話がもっとしたいと思っていました。

Posted by 石川和広 at 2006/11/08 (Wed) 06:57:00

そういえば

思い描いている場面の違いというのもあるかもしれませんね。
そう感じました。

Posted by 石川和広 at 2006/11/08 (Wed) 07:36:55
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