Nov 02, 2006
流れる雲
朝からカウンセリング。今日は、先生がカウンセリングをどこで終えるかということを話された。私はびっくりしなかった。前夜、河合隼雄と鷲田清一の「臨床とことば」を読んでいて、カウンセリングを終えるタイミングみたいなものについて、話されたことが、頭にひっかかっていて、符号みたいなものを感じたからだ。だいぶ自分なりに利用できているので、ひと段落したら、どこかで、ぽつりと終わりがくるかもしれないですねと話した。この世界には、多くの苦悩を持つ方がおられて、先生は、そういう人のために仕事をしているのだった。私は安定してきている。そう遠くない未来に終わりが来ると思うとせつない気持ちになるけれど。
帰って、はっぴいえんどの「風街ろまん」(やはりかっこいい)、河島英五のCDを聴く(このベスト盤は、代表曲がダブって入っていて、そこはレコード会社がせこいと思う)。河島英五は十代の頃から好きだった。「だれかが風の中で」は大きいうた。痛みがありながら、生きている。かっこいい!勇気づけられる。そして「流れる雲」は代表曲ではなく、いい意味で小さな小さなうた。とても沁みる。自分の未来に思いをはせ、この小さなうたが、そっと、大きな大事なものを、感じさせてくれる気がした。こういう歌うたいはもう出ない気がして、それが切ない。
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