Aug 28, 2006
書評-爆笑問題の太田と中沢新一の対談
昨日は合評会で、即興詩大会をした。みな思ったより良い作品が出来て、ぼくも良い作品が出来た。うれしかった。居酒屋では24時間TVをやっていた。やっぱりあの番組はいやだ。
爆笑問題の太田と中沢新一の対談読了。好きな二人である。タイトルがいまいちだ。中沢新一、ついに憲法に言及という感慨があったし、後半は面白いとはいえない。宮沢賢治が田中智学に寄り添った時期がありながら、辞めて童話や詩を書いたこと、理想社会を追い求める危うさ。にもかかわらず、憲法は不思議な形で(逆説的な形で)理想を描いている。そういうところは面白かった。正直論理の流れを追いきれないところもあった。中沢新一が「護憲」的立場をとらざるをえないほど、何かが危機的なのだろうと感じた。最近中沢新一は確かに文明批判の色を濃くしている。現憲法には、アメリカ思想の淵源である「先住民の知恵」が影響を与えているなど、刺激的な面もあった。しかし太田の語りが固すぎる。中のエッセイは面白かったけど。
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