Apr 11, 2006
寺山修司「戦後詩」
NHK教育で、「私のこだわり人物伝」というのをやっていて、美輪明宏が、寺山修司を語っていた。目新しい情報はなかったが、寺山修司の「戦後詩」という本を思い出した。今手元にないし、内容は詳しく覚えていないのだが、スケールの大きな「戦後詩」論だったと思う。寺山の愛情のある、ざっくりした手触りの、それでいて繊細な詩論で、選詩集としても読めるよう索引がついていた。谷川俊太郎の詩を「おはようの思想」と要約してたのが印象的だった。あらゆるものに詩を見つけ、編纂していく手さばきがすばらしい。あんな個性的な、詩に対する愛情は、なかなかお目にかかれない。もっともっと寺山は大きな詩を求めていた思いがする。詩論にくわしくないものの、あの本にやられたままなのかもしれない。雨の降る日が続く。今日はカラオケに行かず寝ていた。明日はデイケアで職員さんとの面接だ。
青田典子の、CDプロデュースをみた。小室哲哉が老けていた。青田典子も痛々しいながらも、真剣さはすばらしい。
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