Feb 17, 2006
診察、アメリカ
昨日、診察に行ってきた。それで、先生に、適切なアドバイスをいただいた。以前、個人的にちょっとしたトラブルがあって、僕は納得がいかなかったことがあったので、先生は「今は目の前の現実に集中して。リハビリを終えてから、話したらいいじゃない」と言ってくれた。そうか、なるほど、長い眼でみれば、そのほうがいいなと思ったのだ。特に、「目の前の現実」という言葉が心に響いた。目先が短くなって、現実に対して、適切な距離がとれなくなることがあるのだ。
それは、肝に銘じて事に当たりたいと思う。ついつい忘れがちな事だけど。
それから、「強迫観念がでてきているね」ともいわれた。それは、「置いておく事、確認しつづけないこと、相手にしないこと」だと。ついつい彼女に大丈夫か確認してしまうのだけど、それも「やらないほうがいい、やるとどんどん膨らんでいくよ」とのこと。さっきの「目の前の現実に集中して」と同じ事だと思った。余計な考えにひきずられないで、前を見ていこうということだなと思った。
今日はデイケアでコーラスだった。けっこう楽しめた。それから、人とも何人かしゃべれた。ネットや音楽の話もした。それで日米関係について話したのだけど、こういう話を人とするのも久々なのでうれしい。だから意見が違っても話せるのがうれしい。アメリカと対等に話せるかみたいな話になって、ある人はそれはできないということだった。僕は日本は日本の立場から話せればと思っていて、そう云った。じゃあ、そうじゃないよとある人は言っていた。
今から考えたら、もう少し補足すべきだった。僕も日本とアメリカは対等じゃないと思っている。そこで、岸田秀さんは、「子分」といっているが、子分の立場であること、情けない事を見据えて、自分の立場を知って、アメリカに、ただゴマをするだけじゃないこともいえるんじゃないかな。
ある人は、やはり、戦争に負けた屈辱感が気になっているのかなと思った。僕もそう思うから。それにアメリカは、無理な事もいっぱい言ってるし、やってるし、そう思うのも無理ない。そこから、どうはじめるかで、やはり絶望からということになるのだろう。だから、ある人と僕はそんなに立場は変わらないんじゃないかとも感じた。でも、もしかしたらもっと深い絶望があるのかもしれないし、もう少し話を聞いてみないとわからないな。
他にいろんなことを話したけど、今日は楽しかった。嫌われるんじゃないかとかも思うこともあるけど、話せるようになったのは大きい。
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