Feb 08, 2006
昨日から
つい先日mixiに入った。 昨日から 本を読んでいる。共同作業所ピアセンターあかり編「見えない世界の物語」現代書館だ。
ええと、要するに精神障害者が精神障害者にインタビューしていくという試みなのだが、読めば読むほど、生活の苦労、現実というものが見えてきて、就労を目指している(出来れば福祉に戻りたい)僕には、なかなか苦しい内容だ。でも、皆なんとか年金をもらったり、働いたり、グループホームを利用したりやっているのだった。
「べてるの家の非援助論」のほうが、読みやすいが。。
「見えない世界の物語」はそのつくりからリアルだ。インタビューの依頼書が載っている。
僕は、もうひとつ、精神障害者になりきれてないところがあって、それは精神障害というカテゴリーがいやなんじゃなくて、どこか、僕は僕というところがあるのだろうと思う。個人主義じゃなくて。
カテゴリーに入らざるをえない事情を持った人もいるだろう。しかし、僕と同じで、必ず「普通に生きてもいるよ」という部分があるのだろう。
必ずしも差別ではなく。それが健康な部分なのだ。しかし、現実的に、どこか「カテゴリー」を作らないと、精神障害の保障は弱いし、やっていけない部分もあるだろう。本を読むと全員違う、違っていて普通なんだと思う。それが人生なんだから。
僕よりも重い人がたくさんいる。僕は、重くなる前に、助けを得たのかもしれないと思った。それでも、重いときは、病気の世界に入ってひたすら不安だった。不安をとびこえて病識のないときは、やたら躁だった。ちゃんとした先生に当たらないとちゃんと治療してもらえない。それすら、出会えない人がいる。大変だと思った。
でも、この本は「これからどうするのか」をテーマにしているように思えた。僕はぼちぼち体の声を聞きながらやっていくしかないだろうと思っている。
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