Feb 05, 2006

ドラマの時間

今日は、昼寝をしていた。それから、掃除して、松任谷由美のFMを聞いていた。
だいぶ、気分はマシになってきた。そのFM番組には寺尾聡が出ていたので、少し集中して聞いていた。やっぱ声のいい人はいいなあと思った。なんでもいい話に聞こえるので得だ。僕の声はくもっているので、あまり説得力がないかもしれない。
ラジオを聴いたのは、昨日、三谷幸喜の映画「ラジオの時間」をテレビで見たからかもしれない。ラジオドラマをやるのだが、主人公の書いた脚本が原形をとどめないまでに、プロデューサ、出演者の都合で変えられていって、話のつじつまがあわなくなっていく、ドタバタものだ。
ものづくりは、色んな人の思惑がからむんだなあと僕は結構納得した。また、今度、詩作品をまとめるときは、十分に気をつけようと思った。変な感想だなあ。藤村俊二とか井上純がいい味を出していた。なつかしい。子供のころの、コメディスターだった。そういうふうに設定がわざと古めに作ってある。「ラジオドラマ」からしてそんな感じだ。ジェットストリームみたい。
素直にドタバタが面白かった。「律子」が「メアリージェーン」に変わったり、海で遭難が宇宙で遭難とか、べたなのだが、脚本が崩れていくさまは、すごく計算されていると思った。ベタだけど計算されているというのが三谷幸喜的である。それが鼻につく事もあるけど。どこか密室劇の要素がたくさんある。
でも、もう9年前の映画だ。その当時は敬遠していたし、たぶん見ても面白くなかっただろう。
その当時は、自分が賢いと思っていたからだ。最近は自分は何も知らないなあと思うんである。なんか、海外文学の名前とかが知ってる人の口から出てくるとどきどきするのである。だからといって、開き直れない。今は、社会経験も減っているので、自分の現場がなくて、(こういうあり方もリアルかもしれないが)それでも大丈夫とも思えないのだ。
でも、彼女にそういったら「賢くなったのだ」と言われた。少しうれしかった。なぜかソクラテスとか思い出してしまった。賢いおしゃべりが出来なくなった。そういうのも、自分から見れば進歩かも。あるいは退歩か?

今夜は竹之内豊主演のドラマ「ロンド」を見る予定だ。このドラマは、あんまりスピード感がない。あるように工夫しているんだけど。それでも、作り手は、どんな工夫をしているか見るのが楽しい。最近普通に連ドラが見れるようになった。話の中のダメな部分も笑いながら見るとけっこう楽しいのだ。ビフォアーアフターもある。
最近はドラマの週間予定がある。月、西遊記。金、夜王。日、ロンド。というふうに、彼女と見ている。
Posted at 18:20 in nikki | WriteBacks (0) | Edit
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