Dec 13, 2009
部屋
ドリームキャッチャー。♪カナダからの土産。
UFOキャッチャーでなく。カナダと言えば、なのだそうだけれど、知らなかった。息子さんの留学先を訪ねてきたからと渡された。
枕元か、窓辺に下げておくと、悪夢を払ってくれるとか。
悪夢を払うと何が残るかなぁ。
土日の賑わいをよそにしずかな裏通り。
半年ぶりに訪ねてきた21歳が、とても綺麗になっていて、好きな人とのなりゆきを話す。気づけば2時間たっていた。話しても話し足りない。ほかに話せるひとがいないから。ひとりで悶々としてしまうから、と。
日曜ではあるし…、立ち寄ったという感じの今回は、茶飲み会にしておくことに。
そのかわり「次回、おみやげ買ってきて♪」
一時帰国している留学生。ほんとうに留学が特別ということでもなくなったのですね。
延々と話し続ける。思い出せる限りの出来事をはなす。
知り合ったきっかけと、告白した日の出来事、その後受け取ったいくつかのメールの言葉、それに対してどう感じたか、そしてどう返事して、返信がなかなか来なくて、来た時にはどうだったか、そしてそのひとの友だちが、そうしてその好きな人が…
どうなるんだろう…。
こんなふうに、好きなひとのことを、ずっと話していたかった、そういう21歳がわたしにもあったような。聞き手の人生なんて関係なかった、かもしれない。
「憶測しないで。」
「素直に。」
そんな言葉しか、返さなかった。
「憶測しないで。」
「素直に。」
口にしながら、わたしはわたしの帰りたい部屋を夢見ているような。
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