Dec 31, 2010
ミクロネシア、ポナペ島紀行ー1
新宿の老舗酒場、「ボルガ」のメニューまわり。なつかしいでしょ。
グアムで乗り換えて一つ目の島、トラック島の空港待合室で。限りなく陽気なおばさんたち。
このうねうねと連なる帯は、砂浜?それとも浅瀬?不思議な景観だった。
さて、ポナペ島。魚屋に並ぶ上がったばかりのマグロ。滞在中毎日のようにマグロの刺身をいただいた。ぜいたく。
自生している蘭。蘭科の花が多い。もちろんハイビスカス、ブーゲンビリアも。バナナ、パンの木がいたるところにある。鳥もいいが、昆虫は少ない。蛇はいないそうだ。
夜釣り、岸壁で20ほどあがった。から揚げにしたらうまかった。
Oct 28, 2010
2010年・夏・知床・奈良
釧路川。滔々と水は流れ、雲は行き、陽は射したり陰ったり。中州に一人、ただ一人。
川べりによくある、エゾトリカブトの花。
イワナばかりの後にやっと来たヤマメ、渓流魚の女王。
陽が陰ってきた渓流に一人いて、こんな物に出くわすと、不気味。
知床、羅臼の海。クジラが見えるはずだったが。
クモは一心不乱に巣を張り、おれは一心不乱に魚を追う。
やった!天然ニジマス、38センチ。まるで岩にひっかけたような。それから走った、走った!
唐招提寺の甍。小説に出てくる、あれは・・・「志」を感じる。
風雲急を告げる!?にわかに浮足立つ法隆寺。
滋賀の大学に行ったベトナムでの教え子たちに再会。お好み焼き、ピンポン、そして寮に泊めてもらった。
Oct 14, 2010
ニホン・2010・夏
これが日本の夏の空。このしみるような青。ハノイではなかなか味わえなかった。
炎天下、物思いにふけりつつ、水面のウキを凝視するNさん。
己の影だとわかっていても、「やあ」と言ってみたくなる。
川面にガラスのかけらをばらまいたよう。おそい午後。
「トビナナフシ」。江戸東京博物館の大昆虫展で。きれいな昆虫たち。
わが酒田の北港付近。鳥海山を見ると、帰ってきたと思う。
Jun 03, 2010
タムコックー小舟清遊
これから陸のハロン湾と称される川下りに出発。
こんなふうに、奇岩そびえたつ間を縫って
軽やかに舟は進む。水もきれいに澄んでいる。
ありゃ、あんなところ、入っていくの?
ヤヤ、頭、ぶつからないかなあ!?
ほとんどぶつかりそうな岩の天井を無事くぐりぬけた
と思ったら、また洞窟をくぐるのか。ウン、なかなかおもしろい。
Apr 05, 2010
メコン川で遊んだー5
洞窟の中の仏様たち。こんなに小さいのが岩の上に散らばって。
何百体あるのだろうか。参拝者達が持ち寄ったものか。
いつのまにか初夏の日差し。川風が心地よい。
やっと船着場に着いた。4時間はかかっているよな。すっきり気分。
ルアンバパーンのシンボル、「ワット・シェントン」。こぎれいな寺でした。
陶器のタイルを張った壁画。青い色がことさらに美しい。
いいね、この曲線のハーモニー。
暮らしとともにメコンは流れる。
おしゃれなカフェ。ここで売ってたフォト・ポストカードもよかった。
メコンを見下ろし風を受けながら飲むジュースは、COOL。
籠屋、あるがままで、作品。
木彫りの鳥の語らい。
旅の最後に自分を添えて。
Mar 02, 2010
メコン川で遊んだー4
置き去りにされたものたちが作る形にひかれて。
「あの」船がもうすぐ「この」船になる。料金5ドル。3時間ほどの船旅
一足早く、母がエンジンをかけ息子と対岸の村へ。
観光船ひしめく船着場へ。
いい具合に晴れ上がってきた。
メコンの水は薄茶色。うねりもすこしある。
岩だらけの岸もあり、
畑として利用されている土地もある。雨季はどうなるのかな。
ちらほら岸辺に家も見える。
それ行け!抜かれるな!
メコンだよ、アジアの母なる川、メコン。
途中、はた織りの村で下船。
景色が変わって、
目的地に到着。
Feb 19, 2010
メコン川で遊んだー3
これからパーシー山に登り、夕日を見る。夕方5時過ぎ。通りは早や、ナイトマーケットの準備。正面に見えるのは王宮博物館。
この日は少し雲があって、こんな夕日。
朝の托鉢模様。先頭は偉いお坊さん?
少年僧がほとんど。花やおこわを入れ物に入れてもらう。いっぱいになったら、一緒にそばを歩く少年に渡す。
なんとまあ、みな裸足じゃないか。修行の身はつらい。
托鉢をする人達は地元の人じゃないような。タイあたりの仏教徒かな。
親子らしいジュース売り。好きな果物のカップを選ぶと、ミキサーにかけて、冷たい果物の生ジュースのできあがり。
カンボジア、ベトナムでもおなじみのサンドイッチ。ここのはドレッシングが妙に甘かった。
Jan 25, 2010
メコン川で遊んだー2
そうか、今日は1月1日、元旦だったんだ。Happy New Year 2010。
これはカン川にかかる竹の橋。ゆらり足元が心もとない。水は澄んでいて、流れが速い。
ルアンパバン名物の「カオソーイ」の店を地図を見ながら歩く。この辺だなと思うところで、後ろから来た若い女性に聞くと、きれいな英語で教えてくれ、案内までしてくれた。昼過ぎで「カオソーイ」は終わっていて、すすめられるままに「フー」を食べた。ベトナムの「フォー」と同じだと言う。あっさりしていて、香菜は入っていない。
「カオソーイ」の店の近くのワット(寺)の狛犬?どこかドラえもんを思い出してしまった。
中に入る扉に飾られたレリーフ。下で支えている異形のものに興味を引かれる。
大樹の下で英語を勉強する若いお坊さん。この辺のワットのお坊さんは外国語学習に熱心だそうで、歩いていたら「シンチャオ」(ベトナム語のこんにちは)と声をかけられた。すかさず日本語で「こんにちは」と言ったら、ちょっとびっくり、笑っていた。
Jan 18, 2010
ラオスーメコン川で遊んだ
見えてきた、ラオスの山々。ハノイからプロペラ機で1時間。町全体が世界遺産というルアンパバーンへ。
蛇のようにくねる川。褐色の水の色。あれはきっとメコン川。キミニアイニキタンダ。
4件目のゲストハウスでやっと部屋を見つけて、これから街へ。あれはプーシー山。150メートルの山頂にはお寺があって、街全体が見渡せる。また、夕日がきれいだとのこと。
こりゃなんだろう。たぶん、寺にお供えするもの。
これはナタだよ。鉈という単語と漢字をを久しぶりに思い出した。山国の民族の生活道具なんだろうな。
メコン川を眺望する。視界の左端から右端まで観察する。息を吐く。
赤茶けた水の底に大なまずが蹲り、その鼻先を小魚が群れて過ぎるさまを思い描く。
明日はあの船で、おれもメコンに浮かぶんだ。
バナナの花。路地先にそ知らぬ気に咲いていた。