Jan 03, 2008

ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート・2008

viora

 二日の夜、NHK・BS2で、三時間番組を観てしまいました。指揮者はフランスの八十二歳のジョルジュ・プレートルさん、かわいい笑顔、そしてすべて「暗譜」であることに驚きました。演奏会場は「ウィーン楽友協会・大ホール( グローサーザール)」です。「黄金のホール」とも言われる豪華な巨大ホールですが、それでも立見客がいることに、この国の音楽の在りようがわかるようでした。もちろん日本人の観客も大分いましたが。
 途中、音楽に合わせてテレビ画面ではバレエや「スペイン乗馬学校」の「白馬」によるうつくしく高度な演技などが挿入されています。会場ではおそらく放映画面が用意されていたことでしょう。

 ここでは毎年、演奏途中でちょっとした楽しい演出が行われます。今年は、オーストリアのサッカーチームのタオルや笛、イエローカード、レッドカードの小道具などを使い、指揮者と第一バイオリン奏者との楽しい寸劇が観客の笑いを呼びました。また「ラデツキー行進曲」では指揮者の合図のもとに、観客は手拍子(しかも強弱まで要求されて。笑。)を送り、観客を巻き込んだ楽しい演奏となりました。

プログラムは下記に。(長くなってごめんなさい。自分のための覚書です。)

1. ナポレオン行進曲 作品156 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
2. ワルツ「オーストリアの村つばめ」 作品164 ( ヨーゼフ・シュトラウス作曲 )
3. ラクセンブルク・ポルカ 作品60 ( ヨーゼフ・シュトラウス作曲 )
4. パリのワルツ ( ヨハン・シュトラウス父 作曲 )
5. ベルサイユ・ギャロップ 作品170   ( ヨハン・シュトラウス父 作曲 )
6. 天国と地獄のカドリーユ 作品236 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
7. ギャロップ「小さな広告」 作品4 ( ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲 )
8. 喜歌劇「インディゴと四十人の盗賊」 序曲 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
9. ワルツ「人生を楽しめ」 作品340 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
10. ポルカ「かわいい曲」 作品271 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
11. トリッチ・トラッチ・ポルカ ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
12. ワルツ「宮廷舞踏会」 作品61 ( ヨーゼフ・ランナー作曲 )
13. ポルカ・マズルカ「とんぼ」 作品204 ( ヨーゼフ・シュトラウス作曲 )
14. ロシア行進曲 作品426 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
15. ポルカ「パリジェンヌ」 作品238 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
16. 中国風ギャロップ 作品20 ( ヨハン・シュトラウス父 作曲 )
17. 皇帝円舞曲 作品437 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
18. ポルカ「インドの舞姫」 作品351 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )

(ここからは、予定されていたアンコール曲です。)

19. スポーツ・ポルカ 作品170 ( ヨーゼフ・シュトラウス作曲 )
20. ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
21. ラデツキー行進曲 作品228 ( ヨハン・シュトラウス父 作曲 )
Posted at 14:29 in nikki | WriteBacks (0) | Edit
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