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海岸日記


2006年7月

2006/7/29(sat)
梅雨

明けそうで明けない梅雨である。
植木鉢の雲竜柳が枯れてきている。村山紅葉が枯れかけたのは(こちらは地植え)、虫が入ったのだそうだ。これも虫かな? とりあえず、根元近くでばっさり切った。山椒はそれで助かったから。
しかし、めんどくさいなあ。このまま捨てちゃおうかしらん。バラは半分しか葉がない。ああ、めんどくさいなあ。
かくして、わたくしめの老化はまたもやドンと進むわけである。
教訓――雨が降ると人間がぼける。

2006/7/27(thu)
5時ちょっと前に

なじみの和菓子やさんに寄ったら、ポーターの息子におばさんが訊く。
お兄ちゃん、これ辛党にも好かれるよ。
会社の同僚へのお土産を買いに寄ったことは言わなくても分かるようで、値段のわりに数の多いのを勧められる。
ちょっこし食べてみまっし。
と、一掴み。一つじゃないよ、一掴みだよ! 
目を白黒させている息子に、半生菓子を更に一パック。な、なんでー?
そうです。賞味期限というものがあるのです。おかげで2日分はおやつを作らなくて済むことと相成りました。

2006/7/26(wed)
ようやく85才が…

来てくれました。このムンムンする暑さの中、バチンパチンと小気味良く剪定が進み、85才に叱られてばかりの75才のフォローをし、後は片付けるだけになりました。少しやっておいて良かった! ああ、疲れた。部屋でうろうろしていただけなんですけどね。
さあ、気分を替えて晩御飯作るとするか。

2006/7/25(tue)
肉や魚

持病のために良くないと言われて、2年。つまり鉄分を禁じられたのだ。もともと白身の魚やブロイラーは好きではないのだが、大豆製品やヒジキ、レバー、ほうれん草まできんじられたのには参った。その上鶏卵や魚卵や胡麻までだ。パンや玄米もだめ……何をたべりゃ良いってのさ!
栄養士まで呻らせるむずかしさ。
ところで、わたしが、このわたしがですよ、そんな厳重な食養生するなんて思う?
したがって、まあ好きなものを食べるという暴挙に出ているのだが、さしたる持病悪化もなく、ぶじにうちすごしている。
ご飯、ふりかけ、トマト、果物、アイスに饅頭、ケーキにチョコレート。そんなものばかり食べて、ビタミン剤は捨てている。でも検査結果はすこぶる良好。今も真夜中のおむすびを賞味している。ごはんがなかったら、ふりかけを放り込む。
で、ふと体重計に乗って、ギャフン。一年で2キロは増えていますな。胃もしくしく。若い子なら水飲んで我慢するだろうが、婆さんは、食べてすぐ寝る。そうでないと寝付けないのよ。ヤクよりも効く真夜中のおむすび。そう、少なくとも3時間は寝ないと、翌日めまいと鼻血に苦しむことになるのです。このごろは、それにプラスして咳。
皆さん、そろそろおやすみなさい。

2006/7/21(fri)
カラスも行くとこなかんべさー

豪雨続き。「山が動いて」いるのを見た人は、怖かっただろうなあ。
我が家は山の上だから川の氾濫はまだしも、土砂崩れが怖い。この山も、大昔は海だったとか。粘土質なので、しばしば崩れる。通行止めになるのが、これまた困る。川が警戒水位をこえたというニュースを見ながら、家さら流されたり水浸しになるのも困るけれど、電車が止まるのも困るなあ、などと不埒なことを考えている。
そう言えば、都会だって池みたいになるところもあるのよね。地下鉄に流れ込んで、漏電して、何万人も感電死するかも知れないじゃないか。ホームで皆が草みたいにそよいでいたらどうしよう! 
鬼太郎の仲間だったかの、一つ目の男や女が揺れているのを想って、ぞぞっとした。
でもこれは恥さらし〜♪会的発想なのかも知れぬ。人には言わないようにしよう。

2006/7/20(thu)
晴れたのに

昨日も今日も晴れたのに、植木屋さんまだ来ない。どうかしたんかなあ。晴れていたから、早起きしてたのになあ。
考えても仕方ないが、こちらの予定も立たないので、困っちゃう。
昨夜は、気になって3時間しか眠らなかったので、つまり寝たのは明るくなってからなので、ひどく眠たい。でも、ここで寝ると昨夜の二の舞。アホとちゃうか、わたしは。
でも、眠たい。頭が痛い。
卵を買いに出て、他のものを買い、卵を買うのを忘れてきた。朝は、ソーセージや肉よりオムレツを食べたいのだ。そもそも、途中でビールがきれそうだなどと言ったオットットが悪い。眠たいときって忘れやすいのよ。と言って、人のせいにして、買いに行ってもらっている。今頃彼は、どうして自分が悪いのかと思って、ムカッとしているだろう。

2006/7/17(mon)
催促したせいだろうが

シルバー人材センターのいつもの、80代コンビの植木屋さん
たちが、来てもいいかと電話をかけてきた。
わたし、外出はしませんけどねー、確かに早く来て欲しいんですけどねー、土砂降り雨なのよ、大丈夫かしら。木から滑って落ちたらどうしよう。
月末は孫ちゃんからSOSが来やすいの。だから早く済ませておきたかったんだけど、心は二つに身体は一つと、気をもんでいたのでした。でも警報が出ているのよ、断ったほうがいいかなあ。どうしょうかなー、と思って寝られず。○○○を飲んだけれど、めまいがするだけ。
ああ、どうしよう。どうしよう、神さま仏さま!
あと六時間しか寝られないのに、効き目は9時間くらいなのよね。昼寝をしていると、だらしないって叱られるし、ああどうしよう、どうしよう!





一日中待っていたけれど、

植木屋さんは来なかった。雨だし、ねえ。

2006/7/15(sat)
年寄り

いくつ位から「年寄り」と言っていいのだろうか。うちに来るシルバー人材の植木屋のおじいさんは、たしか84才か85才のはずである。わたしは最近86才のおばあさんにキリキリ舞させられた(現在形で書くべきだろうか)ので、80才くらいからが年寄りだと思っている。
ところが、植木屋さんは8時から17時まで、チョッキンチョッキンやる。高いところへ登るとふらっとすることがあると言うから、毎回こちらの方がドキドキする。しかも車で来るのだから。
やはりここ数年仕事のペースは落ちているし、雑になった。でも、これが生きがいだと言うので、もう少し若い人を廻してくださいとは言いにくい。せいぜい枝を少しそっと切っておくくらいだ。そのほうがゴミ捨てに出しやすいしね。市も、専門の植木屋には厳しいが、シルバーに頼んだというと、奥さん何回かに分けてゴミ・ステーションに出すこっちゃと、至って物分りがよろしい。
その便利なおじいさんが、今年はどうも遅い。もう申し込んで1カ月以上になる。事務の人も、仕事はしていますよと、何となく歯切れが悪い。どうしちゃったんだろう。そうなって当たり前の年だけれど、やっぱり年2回は来て欲しいのよ。ヒコの話も聞くからさー、早起き会の利点についても拝聴するからさー、来てよね。雨があがったら来てよね。
急かすつもりは絶対ないから、と言って催促電話を切った。
そうだ、下手でもいいところはやっておこう。
と思って、おっとっとと3時間。すぐ湿布薬張っておいたのに、今日は二人とも郵便出しに行く元気も無い。手の甲も腫れてしまって、アタタタタ、晩御飯はありあわせで勘弁ね。
わっ、長袖着てやったのに、蚯蚓腫れがいっぱい! ポロシャツは何ともない。ああ、わたしたちの肌は大年寄りだよん。

2006/7/13(thu)
お昼のテレビで

浅丘ルリ子が、豊川工廠の話の映画に出ていると言っていたと言っていたと言っていた。つまり三段階も経ているので、おぼつかない話なのだけれど、これは是非観たい。いや、何が何でも見たい。
まさかDVDにはならないと思うので、少々旅費を使っても観に行きたい。
行きたい行きたい行きたい。ダイヤモンドが当たるわけでもないし、旅行券が貰えるわけでもない。来世、極楽に生まれ変わる約束もない。でも観たい。
観たい観たい観たい!

2006/7/12(wed)
食養生

お医者さんはいつもウルサイけれど、食養生を3日と続けたことは殆どない。この1カ月はとくに酷かったので、わたし自身がびくびくして病院にいきました。
ああそれなのに、物凄く快調な数値。
で、彼は心配して、何か大量○○しているようなことはありませんよね、と覗き込む。…顔色は良いしなあ…
そうです。快調なのは、おにぎりとアイスで生きているからです。
本気にしてもらえなかった。でも事実なんだけどなあ。

2006/7/10(mon)
絶対サポセン黙示録

これが面白くて、はまっている。弟に教わったサイトだけれど、まるでわたしが盗み聞きされたような感じ。いるんだねえ、わたしみたいなのが。
ほんと、外付けHDDが、有能なのにこんなに小さいとはしらなんだ。電話を保留にしないで、おとうさん、メモ用紙!と大声あげているのが、このわたくしめの他にもまだ…。
世間は広い。恥さらし〜♪会会員諸君、気を大きく持とうではないか!

2006/7/8(sat)
そこまでやるかねー

FAXを送る→受信日時を消す→大きく送信日を書いて送信してくる。→自分に都合のいい話を作りあげる。
まあ創作はお手の物の我らではござんすがね、人の手紙に細工して他所へ送るという芸当は、65年生きてきて、まだやったことがない。もう20年生きると出来るらしいので、その日を楽しみに待とう。
三日三晩苦吟(苦悶ではない)し、苦汁を飲み込む決心をなさったそうでござります。
これで五人がペロリと辞める。あとは野となれ山となれ。
葉書に「退会します」と老眼鏡がなくても読める大きな字で書いて、投函してきた。

ちなみに

辞めさせてください→辞めたいと思います→退会します
と、三度目の通知!

2006/7/7(fri)
ひきこもり

これで10日、家から出ていない。本も一冊も読んでいない。今日こそは、と思ったけれど、車が帰ってこない。
雑草取りが進んだわけでもなく、ひたすら咳して、済んでしまったことを反芻「させられ」ているだけだ。
こういう時は、スーパーやデパートにも行きたくない。ふわっと北極へ行きたいなどとも思うけれど、立ち上がる気力なし。美味しいものを食べに行こうと誘われるけれど、そりゃ無駄金というものだ。
早く病院へ行って薬を貰うほうがいいのだけれど、おとっつぁーん、わたしの代わりに薬もらってきてくれ〜 ついでにトイレも行って来て〜
まるでウツ病だな、これ。

2006/7/6(thu)
身体中がミシミシ言うので

温泉へ行こうと思う。そう、銭湯温泉。でも、めんどくさいなあ。
朝からアイスを4本。無くならないうちに買ってきてよー。
といいつつ、横になって本をひろげた。姿勢がわるいと焦点が合わないので、10分でギブアップ。ズキズキする目を押さえて、横になって静かにする。……ぐぅ〜……。
またしても1日分時間が消滅するのでありました。
わたし、○○○昂進症のときの方が好きだな。息切れするけれど、痩せるし、仕事はバタバタ片付くし。
では、バイバイ。また寝ます。

2006/7/3(mon)
湿気が多いと

湿気が多いと昔の古傷が痛む。ああ、あれもやった、ここも手術した、とか。
で、善良な読者の皆様は、わたくしめがさぞかし後悔にさいなまれていると想像を逞しうなされるることでござりましょう。
ところが、反省とか後悔とかにはとんと関心のないわたくしめ、痛むのは身体ばかりでごぜえやす。
またもや、性懲りも無く、朗読会を企画し、毎日ぺちゃぺちゃと電話しまくり! 要するに、退屈な雨の一日ということでござりやしょう。読書は1日3時間まで。寝るのは9時間。これで太らなくてどうする! 
でも、こういうときは痩せることもあるんですな。つまり、お茶するのもしんどいから。
朝から晩までウツラウツラ…。
やっと理由が分かりました。○○○機能の減退症。どうりで寒いと思ったよ。ずうっと昂進症だったのにな。
何をするのもめんどくさくて、ふさふさ揺れている雑草の穂を見ているのです。ちょいと屈んで抜けばいいのにね。多分一つ考えるのに、ふだんの3倍時間をかけている。

2006/7/1(sat)
梅干

水がとっくにあがって来ているので、はらはらしていたが、今日紫蘇の葉を入れて、これで土用まで用なしだ。ふわっとしていて、美味しそう。
梅干だけは自分で漬ける。というか、夏のどぶ漬けとこれくらいだな、欠かさないのは。
味噌とか梅干とか沢庵とか、上等なものは沢山あっても、これらばかりは生まれ育った家のやり方がいい。地方性ということもあるようで、故郷の友人の漬けたものも美味しい。
はやりの鰹節が入ったものは好きではない。極端な減塩ものも美味しくない。梅干は、やはりしょっぱくて酸っぱいものなのだ。
60代の専業主婦には、漬物がちゃんと漬けられて一人前という感覚がある。だから、自慢の漬物には、いちいち講釈が入ることもある。
料亭の仲居さんが料理の説明をするのも余り素敵ではない。ありがたいが、放っておいてくれというのは、わたしだけだろうか。珍しいもの高価な材料だから美味しいというのではないのだし。
それと、あまりに命令が多いのも気に入らない。何時間前から冷やせとか、ああ七面倒くさい。わたしは、れっきとした庶民なのである。
漬物はたしかに気難しい。だからってさー、わたしは勝手気ままに食べたいのでありますよ。グルメには程遠い暮らしでござりまする。



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