[HOME]

海岸日記


2004年7月

2004/7/30(fri)
叩く

お他所のお家のアルジが、「整体で…叩かれる」と書いていらっしゃるけれど、治療で「叩く」という方法がある「整体」って、どんなものなのだろうか。
マッサージなら見当がつく。揉んだり撫ぜたり擦ったりするのだろう。
でも、整体ってなーに?
もしかしたら、柔道着を着たでっかいお兄さんが、さかさにまたがって脚をボキボキってやるのだろうか。いやだー! 怖ーい!
べつにそこへ行かなくてはならないわけではない。友人が「あなたは病院に頼りすぎる。整体とかマッサージに行ったらー!」と言ったのを思い出しただけだ。
以来整体医院の看板が気になって仕方ないのだが、ここのところ腰痛も悲惨なほどではないし、駐車場も狭そうだし、つい看板は眺めるだけのものになっていた。
ところが、だ。朝から晩まで冷房の部屋にこもり、夜も夜露に濡れて(!)寝ていると、重労働したわけでもないのに足腰が痛い。ひどいコムラガエリもして、運転中に右足に起きるかも知れないと思うと、肝も心臓も冷え冷えする。神経なんだから、多分ヘルニアのせいだから、字面からすると「整体」も良いかも知れない。
でも、ボキボキ鳴らされるのだろうか。バンバン叩かれるのだろうか。……
軟弱なわたしは、やっぱり温泉に行くことにする。そこで、登山帰りの息子をアンミツのように甘ーい声でさそった。
が、いかんせん、彼は甘党ではないほうの息子だった…。

2004/7/28(wed)


夏場は花瓶に活けた花のもちが悪い。まあ良いとこ4日だ。それなのに庭に切花用の花も少なくて、葉っぱばかりが入っているときもある。もちろん腐りかけのがそのままになっているときもある。
それならさっぱりと無しにしてしまえば良いものを、なんだかそれもつまらなくて、今日はススキとハランにした。そう、おすしの桶に入っているやつである。いっそ色味が無いほうが涼しいよ。とか何とか言っちゃって、要するに勿体ないから花屋さんで買ってくることはしなかっただけだ。
ケチだねえ。つくづく吝嗇だねえ。アイスを買うお金はケチらないのにねえ。
どうぞ誰も来ませんように!

2004/7/27(tue)
発熱

一仕事終えたと思ったら、また発熱した。どうも夜眠れないと微熱が出るみたいだ。
もう2ヶ月になる。いっぱい検査をした(させられた)けれど、理由が分らない。10年くらい前にもこういうことがあったけれど、それからべつにどうってこともなく、未だにピンピンしている。
検査料金、損した。
わが天然ボケ娘の言うことには、知恵熱でしょう、だとか。ははーん、読書すると知恵がついて熱が出るのか。おおそれならば昨夜読んだのは何だったろうか。
松尾真由美の『彩管譜』だった。金子光晴の『マレー蘭印紀行」も読み始めたのだった。知恵がついたのはどちらの本か。どちらも、暑さのあまり眠れなくて、深夜何となく手にしたものだ。北海道と南方と…、うむ蘭印紀行は読まない方がいいのかな。
いやべつな言い方をすると、両方とも情熱的な著者だから、二乗されちゃったのかな。
今夜は、クールな人を読もう。
でも、熱っぽい人が好きだから、本棚にはそういう人ばかり並んでいるのよね。
ああ、熱が上がってしまう!

2004/7/25(sun)
庭訓

息子に電話で料理を教えた。
彼には「お手伝い」はさせたので、キッチンの管理は出来ると思うけれど、肝心の料理は教えてなかった。考えてみれば先ずそれがあるべきで、片づけなどは自分なりにやっただろうに。
わたしの心の中に、何となく料理は女のするものという思いがあったのかも知れない。
家事は、男女を問わず、出来なければならない。包丁を持ったことがない男なんて最低だ。母親たるもの、息子に料理や洗濯・掃除を仕込むべし。
わたしは子育てに失敗した。べつにグレもせず優しい(?)やつらだけれど、やはり「失敗」したかも知れない。
そう言ったら、3人とも「そんなことないよ」と言ってくれる。でも事実は事実なんだよなあ。第一、当のやつらに言われる筋じゃない。
息子! 揚げ物するのに、熱い油の中にお醤油で下味つけた
ものをそのまま放り込むんじゃない! 水と油って言葉を知らないんですか! 大怪我しなくて良かったけれど、火事ださなくて良かったけれど、後始末に苦労したでしょうけど、あったりまえの、コンチキチン! ドジ! 馬鹿! 阿呆! 間抜け! 
あたしゃ悲しくって、アイスを余分に食べちまう…

2004/7/22(thu)
セロテープを買い足す必要あり。

何も考えないで、いえ妄想をたくましうして、単純作業をするって好きだ。草取りとかお流しとか、封筒にペタペタ判をつくとか。
手のひらが痛いなあと思っていたら、赤黒く内出血していた。馬鹿だね、こんなに一所懸命にやらなくたって、時間は充分あるのに!
でも、今夜、あたまが爆発するかも知れないしな。
そう、寝る前に要らないメモを捨てる習慣をつけねば。
これを耳元で読み上げられたらたまらない。あれもだ! そっちのも、だ!

2004/7/20(tue)
御通夜

このことを書き込みしたくなかったのだが、やはり書いておかなくてはならないだろう。
前回の書き込みで御通夜云々と書いたときは、伊名さんが亡くなった丁度そのころだった。ふざけて書いたことが本当になってしまったのだった。お通夜は次の日だったのだけれど、丁度そのころ亡くなったのだと思うと、居ても立ってもおられないくらい切ない。
仕方ないんだけれど、わたしのせいではないと思うけれど、喉に突き刺さった小骨となってしまった。
ごめんね、伊名さん。

2004/7/5(mon)
あ…つ…いぃぃ…

言うまいと思えど滴る「暑い!」なのだ。台風が近いところにあるらしいからだろうけど、この湿気、半端じゃない。
そのくせ、降る降るというから植木鉢の水遣りもさぼったのだけれど、一滴のぽつっもない。外れるものは、はしごと天気予報である。
そして、無いのは健康とお金であろう。今日は本当に何もしたくない。洋服買ってあげるといわれても動きたくない。財布の中には6000円くらいしかない。牛乳代の集金にきたら困るな。突然御通夜の知らせがはいってもな。でも銀行にも行きたくない。行かなきゃ預金高も減らないもん。
かくして、キュウリを早取りし、でかくなり過ぎたピーマンを取る。
あれ、このあいだ半分くらい赤くなっていたトマトは?
???――さては、カラスか!
だっ、だっ、だっ、えい、えい、おう!
飛び出して……水遣りしたのでありました。

2004/7/3(sat)
会計

昨日の日記を書いてからまだ8時間もたっていないのに!
日付が変わる少しだけ前に寝たのだったが、どうしたことか5時前には目がさめてしまった。多分、夢の中でお金の計算をしたからだろう。
生来抽象的なことに弱いので、アルファベットや数字などという記号とはなるべく係わり合いにならないようにしてきた。どんな場合でも計算は人まかせ。家計簿はせいぜい3週間。主婦としてはあるまじき生活をしている。
ところで、だ。ここのところ三つも会計の仕事が重なってしまった。
あー、めんどくさ! 誰かがやらなくてはならないのはわかっているが、よりによって何でそれがわたしなの?
算盤を使えば端数を間違え、計算機を使えば桁を間違える。そう、何度計算しても答えが違う。どうしてぇ? どうしてぇ? によって、睡眠妨害されることになるのだ。
今日は何としてもケリをつけるぞ。固い決心をして、とりかかる前に日記に書く。

2004/7/2(fri)
爽やかな1日だった。

直射日光はピリピリ痛かったが、日陰は結構涼しくて、過ごしやすい1日だった。
椅子(長椅子ではない)の上で丸まって昼寝。どうだ、こんなこと出来るのはわたしだけだぜ!
でも、それでも、去年と比べると少し苦しい。お腹がつかえる。すっげえ脂肪だなあ、これだけあったら何人の子供を飢餓から救えただろう。ごめん、ごめんね。
謝ってみても仕方ないし、短い(!?)椅子で寝られるのが偉いわけではない。つまり何だか今日は心地よい空気だったので、はしゃぎ気分なのだった。ここで甘いものが出てくると最高なのだけれど、昨日は夏越、氷室開けの日で、氷室饅頭を3個食べ、結果今日は胸焼け状態なので、お菓子はぐっと我慢した。これは、「短い」椅子の中でころころ眠れる身体を作るためでもある。
それにしても、とかく爽やかな1日というものはお腹がすくもので、このお茄子ちょうど良い浸かり具合だねとか誤魔化して、夕食ではごはんをお変わりした。――やっぱり胸焼けしている。
午後の休養は、ここしばらく長い方の椅子の上でないと苦しいかも知れない。。万やむなし。





BACK NEXT


エース