[HOME]

海岸日記


2005年5月

2005/5/30(mon)
わわわわわっ!

絹さや豌豆を一日おきに採集しています。つまり、去年、霙の合間に埋め込んでおいた貰った種が、発芽し、開花し、成果し、収穫の時期と相成った次第であります。そのうち厭になると思うけれど、今は新鮮な青臭さが美味しい。
で、鋏でチョンチョン。ざっと洗って…、あれっ、ザルに1つ残っている。
抓む→むにゃっ!→わっ、わっ、わわわわわっ!
青虫だぁーーーー!

2005/5/28(sat)
京都へ

初孫に会いに京都へ行ってきました。日帰り。朝、いつになく早起きし、緊張して抱っこしたので、もう帰りの電車ではくたくたで、夕食作るのが面倒だったこと!
お地蔵様みたいな顔をして眠っていた。でも、お腹がすくと、鬼のように喚きまくるのだそうだ。そうかそうか、これからの女の子は、しっかり自己主張できないと駄目なのよ、頑張って怒りなさい!
ついつい、にやにや…。いやあ、可愛かったねえ!
息子に下加茂神社や糺の森に連れて行ってもらい、平安の時代からの小川に手を浸してきました。
いやあ、可愛かったねえ! 何度も言うけど、可愛かったよ〜!

2005/5/23(mon)
正真正銘の…

おばあちゃんになりました。いえ、なれましたってことかな♪
可愛い女の子だそうです。初産は遅れるのよ、などと平気な顔をしていましたが、1週間前の予定日から、いやいや5月に入ってからずぅーっと、はらはらどきどき。
急かしてはいけないと思うと、電話もかけられず、かえってそれが息子やお嫁さんのプレッシャーになっているかも知れないと思ったり…。ああ、昨夜は、ヤクなしで9時間ぐっすり寝ましたですよ。
初孫です。早く会いたい。でも、ここでぐっと堪えて…。
いやぁ、嬉しいねえ♪

2005/5/19(thu)
眼鏡

老眼鏡二つに、乱視を度を入れてきた。
合計五つの眼鏡!
そんなに沢山もっている理由は、遠視・老眼・網膜変性症のせいです。それぞれのシーンに応じて必要なのです。
老眼鏡は、読書用1・PC用1・バッグに入れておくのが1。
遠視の眼鏡、1。サングラス、1。
しばしば混乱して、一つかけたまま、もう一つかけようとしたり、玄関に人が来たので、慌てて一番強い老眼鏡をかけたまま出て、上がりがまちを滑り落ちたりする。
先日は、宅急便受け取りに遠視の眼鏡で出て、印を着く場所が分らず、眼鏡眼鏡と騒ぎました。お兄さんは、かけてらっしゃいますよと言う。あ、そう、ごめん! とは言ったものの、やはり見えない。これ、遠視の眼鏡なのよー。
ばつが悪そうに、すみませんといって、そさくさと消えたお兄さんでした。
待ってー、あなた悪くなんかないのよー。
てな訳にも行かず…。
目はわたしの数少ない自慢の一つだったはず。時計屋さんになって、小さい小さいドライバーをくりくり廻して、直りましたよ、大事に使ってくださいね…。なんてのが夢だったのだ。それなのに、今は五つを使い分けている始末。
でもね。
新しい眼鏡は良く見えます。乱視が矯正されたので、網膜変性症のない左目は、ピッカピカです。紙の背中の方まではみえないけれど、あなた、針の溝穴が見えたんでございますよ。うふふ、おほほ…。
あっ、町田康が伝染してしまった!

2005/5/13(fri)
『短調』

2002年5月に第1号。
2005年5月に第32号発行。
多分この日記を読んでくださっている方は殆どご存知ない筈の詩誌です。
「2、3の護りたいものの為に」と題して始められる切実な、強い言葉に、わたしはいつもうたれるのです。
発行所? それが、ね、カリフォルニアなのです。
色々な事情で渡米した、多くは70才前後と思われる女性たちで、故国への思いや、英語を母国語としないが故の、少数派の人々。
はりのある言葉は、アメリカ社会の中で緊張して生きているという暮らしの言葉だからでしょうか。広い空間で孤独を友としているからでしょうか。
確かに彼女たち(彼もふくめて)は、詩を必要としている人たちなのです。わたしは、こんなに詩を必要としているかしらと思うと、詩らしきものを書きながら忸怩たるものを感じます。

2005/5/9(mon)
長谷川等伯

『松林図屏風』を見に行ってきた。
彼の人は能登の出身である。だから特別展があって、名前しか、写真しか知らない絵の実物にお目にかかることが出来た、というわけである。
気迫、そのものだった。言葉もなかった。
冬の能登の厳しさ寂しさが靄のような空白にびっしり詰まっていて、身近な人を失った孤独感が、もうほんとにひしひしと迫ってくるのだった。死の入り口といえば良いだろうか。等伯自身は30代で京都に出て以来、1度も帰郷していない。したがって、この風景は彼の記憶の中の風景なのである。子供を亡くし弟子を亡くした悲しみを、全身で紙にぶつけた。そのような解説が吹っ飛んでしまうような、存在感だった。
一生にそう何度も出会えるような絵ではない。国宝中の国宝といわれる意味が良く分った。
東京と京都でだけしか展示されたことはなかったそうである。地の利を改めて思った。
東京都博物館所蔵。

2005/5/6(fri)
木村さんの写真(妹さんの)を見ていたら、遮二無二北海道へ行きたくなった。
40年以上も前の夏に行ったことがある。洋裁学校の(おお、花嫁修業もしていたんです!)友達のおばさんが旭川にいるというので、無理やり母親の許可を取り、お土産まで持たされて、1泊させていただきました。
初めての東京は、駅の乗り換えのみ。夜行に揺られて…。
もう細部は覚えていないけれど、札幌でとうもろこしを食べました。美味しかった!
支笏湖、旭川、阿寒、摩周湖、釧路、知床…。懐かしいなあ!!
何故か交通不便な支笏湖の裏に出て、船で渡ったのでした。摩周湖は綺麗だった。文句なしに綺麗だった。もっともマリモは水族館みたいなところで見たんだけど(^^;)。
知床は遊覧船の上から。霧が流れていて、真夏なのに寒かった。東海地方ののほほんとした土地に住んでいたわたしには、まるで外国!
もう1度、流氷を見に、絶対、来る!
まだ思いは果せていない。もうそんな季節に訪ねるのは無理だから、梅雨時に行こうかしら。
3月沖縄、梅雨に北海道! え? 軍資金? だいたい、幾らぐらいかかるのかな。
そう。かなり具体的に「行きたい」の。

2005/5/1(sun)
雨の5月1日となりました

毎日庭仕事や大掃除をしていたので、身体にはちょうど良い骨休めになりました。犬が吼えているみたいな咳も鎮まってきて、連休の後半は健康的に過ごせるでしょう。

ケーキかクッキーを作ろうと思って材料を買っておいたのに、折角の8888を自分で踏んでしまった!

例年忙しいのに、今年はとうとう連休を二人だけで過ごす羽目になったわたしたち。
1人は職場の人たちと屋久島へ。
もう1人は仕事で外国へ。
更にもう1人は体調悪し。
電話に怯える(事故や悪化がありませんように!)、雨の午後であります。アホか、アホか、アホか。柱時計の音が、そんなふうに聞えます…。分っちゃいるのではありますが…。



BACK NEXT


エース