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海岸日記


2004年5月

2004/5/31(mon)
悲しいことがありました

ピーナツを食べていたら、入れ歯が欠けました。
うぇーん…、あなたともお別れの運命でしょうか。

2004/5/30(sun)
暑かった

1年ぶりの東京。暑かったです。
とことことことこ歩きました。いつもが車生活なので、ハンドバッグ一つが重たい。もう泣きたくなりました。
世田谷ホテルが閉鎖になったので、調布ホテルへ。
入って2ヶ月ちょっとだから、まだあまり汚れていなかった。築後25年? 古いねえ!
もっとも築後30年のこの家より新しいのでした。
友人たちはとても元気そうだった。むせ返るような東京駅の新幹線ホームに立っていると、年々体力の落ちる自分に腹がたって来た。もう二度と来たくないとかって思いました。
でもまたいそいそと行くでしょう。孫でも出来た日には、疲れたもへちまもなくなるでしょう。
4時間はきつい。荷物を少なくすると、車中で足のせ台がなくて辛い。脚がもう5センチ長かったら、わたしの人生、変わったかも。
帰宅して、冷たいお茶をがぶがぶ飲み、ほっとした。さすがに甘いものも欲しくない。

2004/5/28(fri)
夏日なり

暑い。だるい。痛い。しょぼん。
減らしていた薬を増やす。
明日は上京する。宅急便も送った。気になっていた原稿も送った。遊ぶぞー!
娘は今日、エイサーの日だそうだ。浴衣を上手く着られるのかなあ。何せ橋の下から拾ってきた子なので、わたしよりは20センチ脚が長い。帯の下にはタオルをぐるぐる巻く。浴衣も特別サイズ。それでも既製品があったわけだから、世の中には変な体型が多いんですな。
それにしても、だるい。
ばてたと言って、2〜3日余分に泊まってくるかな。

2004/5/27(thu)
脂肪

アスリートの友人には、まるで皮下脂肪というものが感じられない。それで、さぞかし抵抗力が強いんでしょうね、と聞いたら、必ずしもそうではないと言う。咄嗟に燃える脂肪も大事なのだそうだ。
脂肪ならここにたっぷりある、ぜひぜひ使って欲しい。しかしシャーロックではないらしく、わたしの二の腕をたぽたぽ揺すって、役に立たないねこれは、とノタマッタ。
そうかいそうかい、ちぇっ !
でももう一人の友人は、大手術で8キロ痩せて体力激減、また入院してしまった。座っているのも辛いらしい。コロコロっとしていたのにな。痩せるのも程度次第ということか。
もっとも、高値安定のわたしがいうと、言い訳にしかならない。
早く元気になってよ。わたしは寂しい。

2004/5/26(wed)
喫煙・禁煙

電車の切符は、いつも禁煙車から埋まる。
列車編成を見ても同じ数の車両なのだが、わたしはそれが不思議でしょうがない。
別にタバコ吸ったっていいですよ、でもね、デッキで吸ってくんない? 携帯電話だってデッキで話せっていうじゃない。タバコは携帯電話より偉いっていうの?
まったくもって喫煙車と禁煙車が同数だなんて、JRさん馬鹿にしないでよ。
あっ、ここは灰皿町だった。 →こそこそこそ。
でもさ、だってさ、ね、今時喫煙者と禁煙車の数が同じ位だなんて、信じられる?
喫煙車に乗りますですよ、わたくしは。でもさ、だってさ、ね、立っているよりはましでしょ?
でもさ、我慢してるのよ。JRさん、禁煙車増やしてえー。

灰皿町に

喘息患者連盟が出来たらどうなるか、ぜいぜい。

2004/5/25(tue)
本を買う

山奥に住んでいると、本屋さんに行くのはめんどくさくなる。まして古本屋さんなぞ。
しこうして「スーパー源氏」さんにお世話になる機会がふえた。良い世の中になったものだ。もっとも「出会う」という楽しみは少し減殺されるかも知れない。
今日は(手にするのは明日)、「カチアートを追跡して」。
代引きなのに、留守のときに来たのだ。これは、須永さんの「雨期」読書日記に触発されたもの。須永さんの蕩けそうな感想は、わたしのアゴをだらしなくさせる。
むふふふふ、明日だぞ。

2004/5/24(mon)
晴れ。のち曇り。

今朝は6時前に目が覚めた。
ぱぁーっと晴れていたのだ、ぱぁーっと。
まだ寝ている人の身体の下からシーツを抜き取り、枕の上から頭をどかしてカバーを剥ぎ取り、洗濯機に放り込む。バス・タオルもトイレのタオルも突っ込んで、ワハハハハとスイッチを入れる。晴れだ。晴れだぞ。ピンポンパンの晴れだ!
洗濯機の音を聞きながら、コーヒーの豆をゴリゴリする。ああ素敵な朝だ。朝だ。朝だよ、世の中の未だ眠っている人よ、さっさと起きたまえー!
流しの前のマットまで洗って、ああ何て良い気分なんだろう。
みずほ銀行へ行った。当市には1テンポしかなく、現金払い出し機もそこにしかないので、嫌々ながら、街中の狭くて交通繁多な道から、エレベーターで三階の駐車場に車を入れる。いやその前に、下りて来る車がいたので、道路にバックして、警笛鳴らされながら1台やりすごし、とにもかくにも駐車して、用事をすませた。降りるときにも鉢合わせでまたバックした。窓を閉めてあることを確認して、銀行の悪口を大きな声で言う。
反省、その1――バス代400円を惜しむより、平静な気分を大事にすること。
反省、その2――車の窓を閉めてあっても、あまり大きな声で独り言を 言わないこと。死んじまえー、なんて言わないこと。
反省、その3――洗濯は、干す場所を考えてから洗うこと。
ほら、まだ1時なのに、もう曇ってきた。

2004/5/22(sat)
タグ

やってみようと思うのだけれど、およそ根本的なところが分らない。
タグの画面をどうやって出したら良いのだろう。聞けば良いのだけれど、ちょっと自分でやってみようと思う。
ああ、どうしても分らない。
言語バーが半分消えてしまったのは、深夜息子のところに電話して聞いて、修復出来た。なんのことはない、右クリックなのだった。誰がそんなことしちゃったのかな。多分Bフレッツにするためにパソコンを調整してくれた人だな。時計が狂っているといって、直してくれたものね。IMEパッドが使えないと困るのだよん。

とにかく右クリックなんてしたことないのよね。ドキドキの経験。タグを使うのはもっと先になりそう。

2004/5/20(thu)
雉――鳴かない

朝ちょっと出かけて帰宅する途中、団地の道路をきりりとした雄の雉が歩いていた。すぐそこでは新築工事をしているっていうのにね。
四つ角の先でじっと立ったまま、こちら(車)を観察している。5メートル、3メートル、、、、、仕方ない、避けたのはわたしの方。
ここ数年、松くい虫防除のための薬剤散布をしなくなったので、松はどんどん枯れて行くけれど、餌が増えて雉も戻ってきたのかしら。 ←というと、ニョロも戻って来る?
口能登の市には、昨日住宅密集地に熊が出て、100人体制で警戒中とか。立て籠もりの暴力団員も怖いけれど、熊も怖いよー。

若雉に道を阻まれ遠回り  加賀のT&M女 (^-^;)

2004/5/18(tue)
あいるらんど

あいるらんどに行きたしと思えども、暇なし、お金なし、体力なし。仕方なく旅番組を見て鬱憤晴らしするなり。あーあーあー、いきたい!
近頃のテレビの旅番組はなかなか上手く出来ていて、行ったような気分になることもある。むしろ、行ったってこんなに細部まで見られないよと思うこともある。
ただし、ですね。空気の肌触りとか匂いとかがわからないんですよねー。
今も、チーフタンズを聞きながら、素敵な映像を見ながら、遅い晩御飯を食べているのです。お刺身を、ね。
ああ、アイルランドに行きたい。――鯵、美味しい。
ああ、アイルランドに行きたい。――新玉葱の二杯酢、美味しい。
ああ、ぱくぱくぱく、アイルランドに行きたいね。

2004/5/17(mon)
女子十二楽坊

「女子十二楽坊」を、昨夜テレビで始めて見た。
久しぶりに嵌まりこみそうだ。リズムは軽快だし、音色はミステリアスだし、第一若くて美人揃いだ。ちょこっとさわりだけ見たことはあるけれど、何曲も聞いたのははじめて。
中国にはとんでもないものが生まれるのだなあ。お琴や尺八とオーケストラが共演して、もう何か新しいものが生まれたといっているようなのとは段違い。
見せあいっこする文化ショーと、文化の融合による変容とは、根本的なところで違うのだ。
文藝の世界でも同じことではないだろうか。とりあえず何かを取り込んで書いただけのものと、取り込むことで自分も変えられてしまったものとでは、評価が変わってくるのは当然だ。「わたし」に固執せず、変身(!)を求めて、身を投げ出そう。
(あらら、まじめだね)

2004/5/16(sun)
しとしと、ぴっちゃん、

昨夜から雨。今日雨になるのが分っていたので、昨日は暗くなるまで庭仕事やら散歩やらしたが、やはり夜は辛かった。
目をつむると、ミミズ団子が踊ったのだ。したがって、今とても眠い。不眠には運動を、という諸説は俗説であって、真っ赤な嘘である。
今日の町内運動会はお流れ。身体中、ミシミシ。
ああ、何もしたくない!
けれど何となく雨なのに大量の洗濯をし、掃除し、ワイシャツ4枚にアイロンがけした。これでケーキでも焼けば「良い奥さん」なのだが、わたしは自他共に認める「良くない奥さん」なので、甘いもの食べたいから買って来てくれと騒ぐ。
お饅頭でもいいし、お柏でも良いからさー、、、、、。
――お腹いっぱい食べて、さあ、寝る!

書き始めるときは、Bフレッツになった話を書こうと思ったのだが、言葉は言葉を呼び、1行は一行を呼び、ついにまた食べ物の話になった。これはわたしの罪ではない。

2004/5/15(sat)
市民一斉清掃の日であります

小雨決行。朝7時半から。ご家族みなさん、ふるってご参加ください。
おお、年に2回のミミズやムカデと決闘する日だ。昨夜から武者震いがとまらず、午前四時すぎ朝刊がきてから寝付いたので、立ったりすわったりしても目がまわる。
煮物にできそうなくらいのミミズのかたまりに石灰をぶっかけ、塵取りでざっざっとゴミ袋に入れる。呼吸は禁物だ。無言でぎゃっと入れる。飛びのいてヒイーッと息をつぐ。ああ、袋の中はミミズの修羅場だ。神様、悪魔のようなわたくしをお助け下さい。
シャワーを浴び、上から下まで着替えて、洗剤を多めに入れて洗濯機を回した。気を落ち着かせようとお煎茶をゴクリ。
ぎゃぁっ! このお茶、ミミズのせんじ薬じゃないでしょうね? わたしの髪にミミズがいる!
ああ、落ち着くまでに3時間はかかるだろう。

2004/5/14(fri)
除草剤を撒いたのだった!

隣の空き地にトマトやナス苗を植えたのだった。連休始めのことだったから、もう2週間になる。
1本が、育つどころか徐々に黒ずんできて、素人目にもオカシイと見える。せっかく栄養たっぷりと思われる排水溝の泥を乗せてやったのになー…。根を傷つけてしまったかな。嵐も吹いたしな。水遣り忘れていた日もあったしな。
はた。はたはたはた。
しがつの半ばごろ、わたしはその上あたりに除草剤を撒いたのだった! 効き目が半年もつという強いやつ!
あわれあわれ、毒の土に覆われて、トマトは枯死する定めである。あわれあわれ、わたしの何日かの重労働が無に帰するのである。
孫に取らせてやろうと思ったのに…。
あ、3月に結婚した息子のところからは、まだおめでたの話はない。この夏はむりだったか。

2004/5/13(thu)
今日は原稿が少し(も)進(まない)←削除(んだ)

なーに、やってんだか!
暇になって、さあ1篇ものしよう、などと思っても詩想が湧いてきようもなく、瓜を食べ、柿ピーを食べ、チョコレートを食べ、ジュースを飲んで、野沢菜おやきを食べた。でも、1行も浮んでこない。
助けてーと叫んでも(なぜ避けんでもと変換されるのか…)、誰も来ない。そうか、あんたも書けないのね。
縦ではなく横を書いてみよう、よこよこ。たてたていやいや、よこよこよしよし。
そうだっ! 最初の1行を削るのだった。
でも、その1行もないのに、どうやって削る?

2004/5/11(tue)
息をとめる

今日は大学病院で定例のCTを撮ってきた。
造影剤を注射するのでまぁ痛いわけだが、それより辛いのが15〜20秒息を止めるということだ。家にいるときにそうするのは、お水を飲むくらい簡単なことなのだが、病院でやろうとすると、まるで殺されるみたいだ。胸がぐーんと締め付けられるような気がする。単に緊張するからそういう事態になるというだけのことなのだが、リラックスするのはとても難しい。
腹式呼吸も難しい。とくに上を向いて寝るとどうしても胸式呼吸になってしまう。
海女になれる!と思っていた中学生時代が夢のようだ。
まったく、もうっ! 30年以上も毎月通っている病院で緊張するなんて、なんてこった!
ああ、腹が立つ。家の中をぶっこわしたい!
茶花豆の甘煮パックをむしゃむしゃお腹に収めて、三文目にわーたしたー!

2004/5/8(sat)
あと20分で買い物に行く

なに、夕飯の買い物に、ではない。
同居人が量販電器屋にCDRを買いに行くので、わたくしは運転手を相勤めるのである。
ぶっぶー、早くせい! 10分間で仕度せい!
わたしは『漆黒の王子』を読みたいのだ。カマ・カマンダを読みたいのだ。分ったか! 早くせい、早く!
なに、駐車場で待っているだけでは駄目?
そうか、そうなのね、あそこには息子の友達か゛いるから恥ずかしいのね。そうかあ、そうかあ、そうなのかあ。
ああ、めんどくさ……

2004/5/7(fri)
コーヒー

今日は、頂いたコーヒー豆をゴリゴリ挽いて、ひさしぶりに優雅な午後を過ごした。
家中の花を活け替えた。この季節、庭に入れ替わり立ち代り花が咲き出すのだ。時にあれもこれも一斉に咲いてしまうと、何にもなくなって、青葉が活けこまれることになる。
緑の葉っぱばかりを活けるというのは、昔々、アメリカ人に教わった。彼女は、塗りのお箸を髪をくるっと束ねて差していて、お椀に花を活けていた人だ。とにかく、花瓶でお味噌汁はのみたくないね。
そういえば、コーヒー・カップを花瓶にするのには抵抗ないな。どうして塗り物だと厭なんだろう。漆の花生けだってあるのに。
とにかくとにかく、煎りたてのコーヒーは美味しい。

2004/5/6(thu)
なんて良いお天気!

せっかく久しぶりに帰った娘に草取りしてもらったのだから、これ以上汚くしてはなるまい。ちょっくら穂の出たものくらい取っておこう。
…と思ったのがそもそもの間違い第一歩。もう一寸そこまでと思ったのが第二歩。生協の配達がきたら止めようと思ったのが勿論第三歩。三段跳びの腰痛で、ぎゅう。
湿布ないか、湿布…。
あた、あたっ、なんじゃ、あたたたた――蟻が一匹。
あた、あたたたたた――腰が捻れて――あっ、たたたたた。
晴れた日の惨劇は概して自宅という場所に発生する。

2004/5/5(wed)
色紙の絵と俳句(自書)のコラボレーションというのを見てきた。
俳人の句より詩人の句の方がピンと来た。要するに色紙という場所で協力して、いかに空間を構成するかということらしい。
ただわたしは、そのバチッ、ピンと来たものを部屋に飾る気にはなれないと思った。
絵は絵として好きだし、書も句も良かったけれど、コラボレーションはキツイ。鑑賞するわたしは入り込みようがなかったのだ。
どうもわたしは支配欲が強いらしい。完成品にはいつも何とはなしの疎外感を覚えて、文学からも美術からも遁走しがちである。下手なのが良いというのでは無論ない。けれど、「わたしも、わたしも、入れてー」的気分になるのだ。
何かトラウマでもあるのか。
ある。
でも、この年になってもまだ?
三つ子の魂百までも…、哀しいね、ガキのまま死ぬんだね。

2004/5/4(tue)
雨降り

全身の関節がビシビシと泣き、わが心にも雨が降る。
ああわれ人ととめ行きて、涙差しぐみ帰りきぬ。
チェッ、チェッ、チェッ、勝手にしやがれ。
馬鹿、アホ、間抜け、すっとんとんの□□□。
おまえの母さん出臍!
つまんない雨の休日、もう早寝するしかないね。

2004/5/3(mon)
パソコンの画面

突然壁紙の二岡クンがいなくなり、シンノスケがくりくり眼で笑っている。たぶん昨夜、シンノスケ打てーと騒ぎすぎたせいだろう。
起動の際などの音は、単に消してあっただけだった。横にある、と電話で聞いていたのだが、上面しか見ていなかったのだ。フロッピーを入れるところの上に小さいのがついていた。
バッカめ! こんなに小さくて、しかも分り難いなんだもの、これはあんたが悪い!
機械をたたいても損するのはわたしだから、ぐっと我慢。
とにかく、ビヨヨヨーンと立ち上がり、ポンといってメールが開くようになったしだいである。録音も無事取り込めて、何はともあれ、めでたしめでたし。
お祝いにスカートを買った。いや買ってもらった。母の日の包装の中にカードが入っていた。
曰く、「長生きすべし」。
てれてれてれれ…。もちろん、スカートの生地が、ではない。

2004/5/2(sun)
捕虜虐待

笠井嗣夫さんがHPで紹介なさっている記事を辿って、イラクの刑務所の捕虜虐待写真を見た。
写真が必ずしも真実を語るものではないことは承知しているが、それでも気持ちの悪い写真だった。捕虜の裸体や、性行為を模した(させられた)ポーズそのものが、ではない。憎しみを持った人間が憎しみに支配されている図が見えるそのことが、である。
憎しみは再生産される。テロは続くだろう。
あの兵士たち、狂っている。



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