うっすらと、雪…。
せっかく暖かくなったかなと思う時に来る寒波…。なんかずっしりと空が重くて、みじめな気持…。
花の蕾が思いなしか俯いているような気がする。
『現代詩作マニュアル』（思潮社・野村喜和夫）を読む。著者自身が言っているように、これを読んだからって詩が書けるようになるわけではないのだが、沈滞した気分のときには有効なカンフル剤である。うん、やってみよう！という気になるのだ。勿論残念ながら著者のような才能を持ち合わせていないわたしは、そんなこといったってー！と情けない声をあげなくてはならないのだが、高揚させられることは事実なのである。詩史を左右するような詩を書くことなど、夢のまた夢、であるわたしにとっては、気持に向日性を与えてくれるこのような本は、本当に貴重な生命維持装置なのだ。
冷静沈着にきっちり論理づけられた詩論は多くあるだろう。ただ、さあ詩を書いてみようと思わせる本は少ない。
若い人もすなる２１世紀対応型詩、ババアもしてみんとてするなり。今に見ておれ！
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