久しぶりの洋裁
と言っても、洋裁とは言いがたい程度なのだが。 雪雲の間から時折陽が差すので、ついその気になり、ブラウスのサイズ直しを始めた。 こういう仕事は本来得意のほうなのだが、最近は老眼の進度著しく、丁寧な仕事はできなくなった。老後は陽だまりで針仕事、というのがお婆ちゃんのイメージだったのにね。 針に糸が通せないどころか、肝心の針目が見えないのだ。白いものなら大丈夫と思ったのは少し思い上がりというものだったかも知れない。 スワトウ刺繍って、なんて繊細なのだろう。改めて思いながら、窓際にじりっと寄る。さすが太陽の光は凄いねえ。 とかいいつつ、「晴れた日のために」仕事を残す。
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