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海岸日記


2009年10月

2009/10/30(fri)


野生化した菊が芳香を放っている。
ぶんぶんぶんと蜂かアブかが飛び交い、ブヨまで元気でブンブンブン。
強い寒気がやってくるらしいから、取れるものは取っておく。でもトマトは青い。葱を刈り取る。3回分の薬味くらいかなあ。大根菜を取り、気がつくと、あっ、化粧してなかった! つまりたっぷり紫外線を浴びたのだった。サングラスもかけてなかった…。
気のせいか目の下あたりがピリピリする。目の中も乾いてしまったようだ。
 
菊枕でも作ってみようか。長生きする夢でも見るかしら。でも虫が出てきたらどうしよう。夜中に耳元でバカとかアホウとか言われるのもいやだなあ。耳の中に入ってくるかも。
三半規管のあたりでドリル音が聞こえてきたら、わたしの脳には、虫食い穴があきつつあるということでござんす。
この、もろい脳! ああアホなこと言ってないで御飯作りましょうね。

2009/10/27(tue)
疲れる

外出すると疲れる。大した用事で出かけたわけでもないのに。だから、定例の検診に行くと、それだけでぐったり…。
 
読書の、掃除の、手紙書きの元気ですら沸いてこない。お礼状を何通も書かなくてはいけないのに。ごめんね、失礼して。
 
熱も頭痛もないけれど。風邪かなあ。近辺で流行しているので、とくにスーパーのカートなどには気をつけていたのだけれど。
 
寝たほうが良いかも知れない。あ、まだ洗濯物が干してない。午後も2時近い。ふう…
困ったなあ。

2009/10/25(sun)
驚いたことに

もうすぐ11月ではございませんか!
秋の仕事に追われているうちに、冬だ! 霰がくるのも間近ということになる。
まあ例年ならビショビショ降っているわけだから、今年は幸せ!ですね。虫干しも衣替えも無事済んだし、植木鉢も植え替えた。
桜の葉が散って、隣の区画から丸見えになったし、裏では新しい家の地鎮祭も済んで…。
冬だ! 冬が来る!
夏の大騒ぎで、とんでもない1年ということになりそうだが、良いニュースはやってきていない。来年は良い年になりますように。
あ、そこな鬼、笑ったな!

2009/10/21(wed)
健気なトマト

雨風にうたれ、寒さに耐え、トマトがまだぶら下がっている。早く片付けて大根を蒔きたいのだけれど…。
わたしの畑では、大根は菜っ葉であります。地中で太らせるほど深く耕せないのです。かといって、北陸ではほうれん草などの菜っ葉類を冬越しさせるのは難しい。霰に打たれたら、穴あき葉ばかりになってしまう。菜っ葉は秋のうちに収穫するに限る。それで大根は大根菜として使う。
 
でも、さ。トマトがまだ生っているのよ!
 
長いこと、沢山生ってくれてありがとう。
 
去年は胡瓜ばっかりだったけれど、今年はトマトばっかり。
春菊はプランターに蒔いた。同じく植木鉢の大根の大きな芽は、抜き菜としてお味噌汁の具にすると、4回使える。
あれ、これはハート型の貝割れか、と思ったら、朝顔でありました。新しい土をつかったのにな…。
 
畑には今朝顔の芽がびっしり生えています。来年そのあたりの地面は、トマトと朝顔とキヌサヤ豌豆の蔓に覆われ、中につんつんと青紫蘇やオクラが伸びるでありましょう。
南無八幡大菩薩、わたしは雑草化した野菜や花と戦うことになるのです、わたしの手をお守りください。

2009/10/18(sun)
泊り客が帰った、ほっ…

人馴れがしていないせいか、来客があるとぐったり疲れる。
お布団も片付けないで、洗濯もしないで、それでも観光に買い物にと付き合った。
彼女、日本語は大分わかる。わたしは、彼女に分かるように、ゆっくり、はっきり話す。ただそれだけのことなのに、この疲れようは何なのだ。うぅむ、普段からもう少し身内以外の人と話さなくてはね…。
こうしてみると、女性客より男性客のほうが楽だな。オットットにまかせておけば良いもの。
うん、疲れた。昼寝するとするか。

2009/10/13(tue)
夫婦の会話

豊橋へ行ったオットットに、お竹輪買ってきて、揚げ半とか半月とか鰯玉とか、と頼んだ。
で夕方、今から新幹線に乗るから○○時に迎えに来てとノタマウ。お竹輪買ってくれた?
あーっと悲鳴。売店に走ったけれど、竹輪しかない。わたしの頭の中では揚げ半や半月が鎮座ましましているのに、オットットの念頭には自分のことしかない。あのとき念を押さなかったら、何もお土産なしだった筈である。
わたしが揚げ半とか半月とか言って頼めばよかったのだし、慌てて竹輪ばっかりドッサリ買ってこなくても済んだのだ。
若い頃なら、こういう些細な行き違いで気まずい思いをしたものだが、夫婦も甲羅を経てくると、はっきり言えよとかバッカとか腹の中で繰り返すのみだ。
おかげでまたご近所に配るはめとなった、キィィィィ!

2009/10/11(sun)
何をやっても…

今日は、何をやっても上手く行かない日だった。
週末の泊まり客のためにお布団を干したのだが、あっという間に雨。止んだと思って洗濯物を干したら、干し終えたそのときポツンと来た。仕方なく枯れた茗荷を片付けていたら、10センチ以上もある百足の親分のお出まし。
ついでに植木にセーターを引っ掛け…。
お布団は濡れなかったし、洗濯物ははじめから濡れていたし、百足には刺されなかったし、セーターもきゅきゅっと引っ張ったら糸がもどり無事。
つまり何もなかったも同じこと。ただ時間と体力を消耗しただけでありました。
さては運勢は大吉と大凶の揃い踏みか…!
たしかに良くない運勢占いだったが、まあこれくらいなら仕方ないか。
けれど、まあ、右手は傷だらけ、鼻血が止まらない。3枚も絆創膏を貼って、鼻にティシュゥ詰めて、寒いから着こんで、何か凄い格好で日記書いています。まったく百年の恋だって覚めるよなあ。
えっ、恋されたことあるの、わたし?

2009/10/7(wed)
台風接近

というのはまだ東海地方のことだけれど、北陸でも妙な風が吹いて、やたら寒い。そろそろ暖房の準備しなくては…。
  
 伊勢湾台風と同じコースだそうだ。あの台風は大きかった。名古屋は高潮で酷いことになった。電車の窓から見た駅あたりの被害は、数日後でも悲惨だった。
 数年前、福井に水が出たときは、丁度帰る電車の中で、線路の堤防すれすれの高さにまで水がきているのには仰天した。線路際には何メートルもあろうかと思われる幅に千切れた枝葉が散乱し、畳みや自転車まで浮いていた。
  
 わたしは川の近くに育ったので、家は高台だったから、洪水は見物するものだった。大木が根をさらして流れて行くのは、龍が下って行くようだった。
 地上の楽園かといわれる南方の島々の、地震と津波のテレビ放映を観て眠れなくなったのは、過去に出水の怖さを目の当たりにした経験が、わたしを揺さぶったからなのかも知れない。
 
 どうか故郷の皆さん、ご無事で!

2009/10/5(mon)
雨降り前

明日から降りそう、という前の日は、庭仕事で忙しい。なにより菜園の草取りをしなくては。物言わぬ植物たちが息苦しいと訴えてくるので、トマトをもぐだけでは終らないのだ。でも2時間もすると、こちらの心臓がバクバク。うん、毎日少しずつやろう。
 
詩集や詩誌のお礼が書けなくなって、もう一年くらいになる。溜まると書けないものなんだなあ。知り合い優先、メール優先で書いてはいるけれど。ごめんなさい、ごめんなさい。詩人会関係も、さぼってばかりで、ごめんなさい。
そのくせ、詩集など出すものだから…。
誰か怒っているそうだ。ちゃんと礼状出したし、誉めたつもりなんだけどな。葉書一枚というのが気に障ったのかな。パソコンの印字だったから怒ったのかな。でも、これは言っても無理というもの。右手の神経が悪くなっていて、長時間ペンが持てないのですよ。草取りやキイ・ボード打ち込み(一刀流)なら左手ででも出来るんですけどね。鋏はキツイ。ネックレスもキツイ。既製品のマフラー類は長すぎる。
 
あーあ、身体的欠陥のために、いわれのない悪口ばかり浴びているなあ。あたしゃ、婆さんなのですよ!

2009/10/2(fri)
友達の展覧会を2つ

ハシゴしてきた。一つは詩画展。もう一つは聖書の書展。
最初の詩画展で詩の世界に滑りこんでしまったので、書展でもその気分で読んで(見て)しまった。
久しぶりの土砂降り雨で、靴は浸水した感じ。履きなれている靴なのに、靴擦れです。2時間も歩いたのはちょっと最近ない。今夜はフクラハギが攣るかな。はじめから痛み止めを塗っておこう。
 
10月は出かけることが多い。衣替えを早くしなくては。
 

2009/10/1(thu)
捨てようかと思ったけれど

結婚のときに作った訪問着、薄い色目だったので、子供のお宮参りや七五三のときに汚してしまい、ン十年放ったままになっていた。色はやけていても良い生地なので、捨てるのも気がひけて、色無地にしようと思い立った。
染物屋さんに相談したら、下に模様がすけるように染めれば良いということで、八掛けや裏地なども替えてもらった。解き・染め・洗い張り・仕立てと裏地代、しめて幾らになるだろうか。ちょっとハラハラしたが、新しいものを作る余裕はないし、仕方ない。
高めの洋服代くらいで出来た。なつかしい柄がうっすら浮かんで、思いがけず良いものになった。緑がかかったチャコール・グレイというのだろうか、白地のときのような優しさはないが、しっとり落ち着いたものになった。
嬉しい。でも法事のときには無理で、相変わらずそういうときの着物がない。でも孫の行事のときにはぴったりだ。
ドラ息子よ、ドラ娘よ、早くお宮参りさせてくれ!



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