2018/7 [HOME]

++ 日記 ++

2018/7/29(SUN)
180
眠りに入る前にちょっと
今日のおれでいる間にちょっと
もう12時を過ぎているがまだ明日でなく
きょうに留まらせたまま

今日はなだらかな一日だった
少し本を読み少し母に付き合い
少しメールや葉書に返信し
少しおいしい魚を食べた

少しだと一日を怒らせない
少しずつだと黙って見逃してくれる
どんな痛みもなく
傷ついた思い出に横たわることもない

頬杖をついて
ヒトも車も通らない真夜中の道路を見ている

腕はおれを支えているのを喜んでいるようだ

181
この小さな手帳を手にすると
どこからともなく小人が現れて
文字のブロックを運んでくるんだ

文字のブロックは「あ」から始まるわけもなく
メダカの水槽のエアポンプのように
立ちのぼりまた立ちのぼる

そんなふうであればいい
そんなふうはじつは夢想
今、娘がご飯だよと知らせに来た
食べるほうと家庭の***が先になる

181
この小さな手帳を手にすると
どこからともなく小人が現れて
文字のブロックを運んでくるんだ

文字のブロックは「あ」から始まるわけもなく
思いがけないことばを組み合わせ
新鮮な空気をもたらす

そんなふうであればいいのだが
おれのポンプはフィルターが汚れてるって
今、娘がご飯だよと知らせに来た
ポンプは食べるほうに簡単に切り替わる

180‐2
眠りに入る前にちょっと
今日のおれでいる間にちょっと
もう12時を過ぎているがまだ明日でなく
きょうに留まらせたまま

今日はなだらかな一日だった
少し本を読み少し母に付き合い
少しメールや葉書に返信し
少しおいしい魚を食べた

少しだと一日を怒らせない
少しずつだと黙って見逃してくれる
どんな痛みもなく
傷ついた思い出に横たわらなくてもいい

頬杖をついて
人も車も通らない真夜中の道路を見ている

腕は首から上を支えているのをうれしがってる

2018/7/17(TUE)
179
さまざまなことばが舞い降りて
飛び立っていく バラバラに
どんな隊列も組まずに

 ここから始まるのか
 ことばの旅
 徒歩で

何を見ている?
見たものを書け
見なかったものに繋げ
どこに行くかわかってくる

 太陽の光を浴びる時間はあるか
 寄りかかって木と話したことは?
 どこにも答えはない
 答えがないから歩きだせないわけではない

どこに行くかわかってくる?
本当か
なら歩き出そう
だってそれしかないんだから

2018/7/11(WED)
さまざまなことばが舞い降りて
飛び立っていく バラバラに
どんな隊列も組まずに

 ここから始まるのか
 ことばの旅
 徒歩で

何を見ている?
見たものを書け
見なかったものに繋げ
どこに行くかわかってくる

 太陽の光を浴びる時間はあるか
 寄りかかって木と話したことは?
 どこにも答えはない
 答えがないから歩きだせないわけではない

どこに行くかわかってくる?
本当か
なら歩き出そう
だってそれしかないんだから




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