2018/1 [HOME]

++ 日記 ++

2018/1/30(TUE)
171-5
ガラスのコップに注いだ水を捨てる
コップの内側が濡れている

紙をまん中あたりで折る
広げると折り線が残っている

爪を切る
その先が数日後に割れてセーターに引っかかる

なかったことにはできないのだ
生々流転
(そんな大げさなもんじゃ・・・)

さっき下で大きな音がした
「KA」をふくんだ乾いた音だった
茶碗と茶碗がぶつかったようだった
きっとどちらかが欠けた

流転
茶碗は茶碗だったものになった
あの音はどこに行ったのだろう

2018/1/29(MON)
171-2
ガラスのコップに注いだ水を捨てる
コップの内側が濡れている

紙をまん中あたりで折る
広げると折り線が残っている

爪を切る
その先が数日後に割れてセーターに引っかかる

もとにもどらないのだ
生々流転
(そんな大げさなもんじゃ・・・)

さっき茶碗と茶碗がぶつかって
大きな音をたてた
「KA」を含んだ乾いた音だった
きっとどちらかが欠けた

それを負けたというか

流転
あの音はいったいどこに行ったのだろう

171-4
ガラスのコップに注いだ水を捨てる
コップの内側が濡れている

紙をまん中あたりで折る
広げると折り線が残っている

爪を切る
その先が数日後に割れてセーターに引っかかる

ないことにはできないのだ
生々流転
(そんな大げさなもんじゃ・・・)

さっき茶碗と茶碗がぶつかって
大きな音をたてた
「KA」を含んだ乾いた音だった
きっとどちらかが欠けた

それを負けたというか

流転
あの音はいったいどこに行ったのだろう

2018/1/27(SAT)
171
ガラスのコップに水を注ぐ
コップの内側がぬれる

紙をまん中あたりで折る
広げると折り線が残る

切った爪の先が数日後に割れて
ときどきセーターに引っかかる

もとにもどらない
流転
そんな大げさなもんじゃ・・・

さっき茶碗と茶碗がぶつかって
大きな音をたてた
その音はかけないが「KA」を含んだ乾いた音だった
きっとどちらかが欠けた

流転
あの音はどこに行ったのだろう

171-2
ガラスのコップに注いだ水を捨てる
コップの内側が濡れる

紙をまん中あたりで折る
広げると折り線が残る

爪を切る
その先が数日後に割れてセーターに引っかかる

もとにもどらない
流転
(そんな大げさな・・・)

さっき茶碗と茶碗がぶつかって
大きな音をたてた
「KA」を含んだ乾いた音だった

流転
あの音はどこに行ったのだろう

170-2
たとえば
テーブルと座布団のラインを並行に正すだけで
幾万かの細胞が活性化すると信じる
たとえば
鼻毛を三本まとめて引っこ抜くと
世界が認める方向に一歩近づいたと決める
そうやって
狙っていた列車に乗りこむ
遅れてしまうのは我慢ならない
今日みたいなひどい吹雪の午後でも
してもらうことを待っている事どもはあるし
それをひとつずつ果たすことで確認できるおれも
まぎれもなくいる
信じたい

2018/1/24(WED)
ガレージ、きのうは強風で、風に押されてそり返って、巻き上げられなかった。今日は凍ったんだろう、力いっぱい持ち上げても途中で止まる、ガリガリいわせながら、やっと車が出せるところまで持ち上げた。さすが、風の街、酒田。

170
たとえば
少し歪んだテーブルと座布団のラインを正すだけで
幾万かの細胞が勝っ制すると信じる
たとえば
鼻毛を一本以上引っこ抜くと
世界が認める方向に近づいていると決める
そうやって
やってきた列車に乗りこむ
遅れるのは我慢ならない
今日みたいなひどい吹雪の午後でも
してもらうことを待っている事どもはあるし
それをひとつずつすることで果たしていくおれも
まぎれもなくいる
信じたい

2018/1/21(SUN)
今月、今日21日まで、書いていない
ってことは
今月、今日まで何もしていないってことか
そう見える
おれはどこにいて
何をしたか
新年のちょっとは新鮮な時間をまとったはず
おそろしい
こんな電子の時代には記録がないと
なにもしなかった
どこにもいなかった
おれはゴキブリより
存在しなかった、ってこと?
だって、ゴキブリでさえ
誰かが「キャー」っと反応してくれる



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