19日にやっとメールが来て、ベトナム、ハノイ行きが決まった。ハノイ工科大学で、2年間。この知らせは、酒田のネットカフェでもらった。ダメだったら、もう片方、蘇州のほうにするつもりでいた。どっちがいいか、わからないが、先約順ということか。成り行き、小さな分かれ道。ともあれ、希望していたところなので、素直にうれしい。
今日は俳句の会。「J句会」という、詩人と俳人が半々ぐらいの十数人の会。このくそ暑い中、新宿御苑を吟行した。帰国してから作った句を、記録のために残しておく。・忘れまじ花の香五月の記憶力・春行きて今朝夏顔を用意する・夏ならば夏らしくせよとドクダミが・雨上がり陽の五線紙を羽虫舞う・花を舞う蝶には蝶の憂いあり・サングラスかけて名もなき人のふり・クロアゲハ頭上の涼をかっさらい・夏の芝キンカンをぬる脚白し・「あつい」など言わぬぞ白玉カキ氷・蝉時雨赤信号を横断す・上半身はだかの父子(おやこ)蝶逃(のが)す・入間川足さし入れて夏を知る・横顔のうれい映して散る花火・潮騒の音を聞く母のシャケむすび・蝉時雨テニスボールとコンチェルト・釣れなくてくもがビールの泡になる
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