2005/8 [HOME]

++ 日記 ++

2005/8/28(SUN)
昼からジャパンクラブに「日本語弁論大会」の全国大会を聞きにいく。地区予選を勝ち上がった10人の出場者が熱弁をふるった。優勝したのはシティ・ハジャ・アブドゥル・ラザックさんという長い名前のの女性だった。(マレーの人は親の名前をもらうとかで、長い名前が多い)タイトルは「日本語で詩を書きませんか」。うれしいじゃありませんか、外国で、こんなタイトルで弁論なさる方がいらっしゃるなんて。この方は日本語で詩を読み、ノートに日本語で詩を書き、もっと上手に、適切に表現したいからと、さらに日本語を勉強するとおっしゃる。スピーチの冒頭で「金子みすヾ」の「みんなちがって、みんないい」で終わる、あの有名な「私と小鳥と鈴と」を披露し、ラストをご自分の作品でしめくくられた。そんな日本の詩を愛する方が優勝した。うれしかったです、私も。そして、実は、私は今回の弁論大会のKL地区の下選びをして、この方の原稿をトップに選んでいるのです。ホント。だから、それもうれしかった。

 

2005/8/27(SAT)
今日はクラシックのコンサートに行った。マレーシア国立交響楽団の発足10周年の記念コンサートということで、無料。「はげ山の一夜」「展覧会の絵」などおなじみの曲目を楽しんだ。(演奏はまだ日が浅いせいか、ウウウウム)会場はできてまだ新しい、オーストラリアのオペラハウスを思わせる壮大なコンサートホール。こちらに来てから、2回目のコンサート。日本ではチケットも取りにくく、なかなか行けないけど、ここでは割合簡単にチケットが取れる。料金も格安。はじめて行ったコンサートはMPOというマレーシア屈指のオーケストラで、一番前の席で聴いたが、20RM(約600円)だった。

2005/8/20(SAT)
日記を書くのは1ヶ月ぐらいか。
あいかわらず詩は書かず、読む本は「鬼平犯科帳」のみ。日本人会の図書館から借りてきて、文庫本の今、13巻目。文章のうまさに時々うなっています。
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家族は帰ったし、遊んでくれる人はいないし、時間的にも気持ちにも少し余裕があったので、KLの地図を広げて、道を調べて、「チュウ・キット」という大きな市場があるらしいところに車を走らせた。くるまを「そごうデパート」すぐ近くのパーキングに入れ、ぶらぶら散歩。そんな暑くない。ヘイズもなく、ツインタワーもくっきり大きく見える。その市場は、市場はどこもそうだけど、人と果物と肉と魚と野菜と水とにおいと売り手の声が重層的に重なり合い、「グワァーン」迫ってくる。たまらんね。食べたことのないくだもの、赤貝一山、買いたかったけど、重くなるし、すぐに帰るわけじゃないから、あきらめる。
金曜日に学校で着るマレー服を、7割引だったので、グリーンとオレンジの2色買った。
そんなふうに休みの半日は過ぎた。




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日記帳(3) v1.02.00 エース (素材協力:牛飼いとアイコンの部屋)