2016/5 [HOME]

++ 日記 ++

2016/5/20(FRI)
117
君は今なにをしているだろう
こんなふうに始まる夜もある
君はここにいない
君の声は届かない
目を閉じてはじめて君と向き合えるなんて
君は今なにをしているだろうなんて
15歳の恋心だ
恋心はくたびれた体をしり目に燃え続ける
いつか君に告げることができるように
新鮮な野菜を摘んで
ことばの
スープストックを作っておく








2016/5/15(SUN)
116‐2
五月
きょうは気持ちのいい日だった
その中で息を吸い息を吐いた 
三川に行って道の駅で水餃子と焼き餃子と肉まんと小ろんぽー
を食べた
Uさんが来てメダカを9匹もらったのはきのうだっけ
蝶は見なかった 蚊の自己主張もなく
気持ちのいい日だったので夕方
今年初めての釣りにでかけた
200円で数匹のイソメを買い
隠れ浜に行ったらなんと波の荒いこと!
2,3投したが、当たりがわからない
岩に当たってしぶきがかかる
静かな水路で、はじめての鱚とコチの一荷
今年の釣りが始まった



2016/5/14(SAT)
116
五月
きょうは気持ちのいい日だった
その中で息を吸い息を吐いた 
三川に行って道の駅で水餃子と焼き餃子と肉まんと小ろんぽー
をHと食べた
Uさんが来てメダカを9匹もらったのはきのうだっけ
蝶は見なかった 蚊の雄叫び

2016/5/12(THU)
114-2
そして今日が終わった。
今日という部屋で起きたことを言葉にすることは
できそうにない。
思い出そうとしても、いくつかの映像がバラバラに浮かぶだけだ。
まるで地球の周りをひたすら回っている宇宙ゴミのように
まるで三歳の孫が時おりあげる嬌声のように
まるで洗面台と洗濯機の間におちてしまったいく本かの歯間ブラシのように
見たまえ
一日を言葉で示すなんてできっこないのだ
生活を言葉で見せるなんてことも
じゃ、言葉は何のためにあるのだ
じゃ、言葉で何ができるのだ

115
だから書くことがないというのだ
書いてとせがむ鬼っ子がいるのに
今おれの目に留まったのは
壁にかけてある鉄の太陽なのだ
パリで雑貨屋の閉店セールで2ユーロだった
いや、3ユーロだったかな
あいまいにゆるみ
この辺から自分自身を信用できなくなる
書くことがないだと
かっこつけんじゃないよ
青っぽい言葉だけど、
努力ってまだ覚えてる?
やみくもにでも始めりゃいいんだ
君がその鉄の太陽が好きなら
それでいいじゃないか
好きなことを持っていれば
それでいいじゃないか


2016/5/11(WED)
昼過ぎから風が吹き、6時の今は時おりガラス戸を震わすぐらい吹いている。きのうひとつの命が空に昇った。新聞の訃報欄で見つけた。まさか。詩を通じての知り合い。51歳。まだ若い。

2016/5/10(TUE)
帰ってきた。


そして今日が終わった。
今日という時間と空間で出会ったことを言葉にすることは
できそうにない。
思い出そうとしても、いくつかの映像がバラバラに浮かぶだけだ。
まるで地球の周りをひたすら回っている宇宙ゴミのように
まるで三歳の孫が時おりあげる嬌声のように
まるで洗面台と洗濯機の間におちてしまったいく本かの歯間ブラシのように
見たまえ
一日を言葉で示すなんてできっこないのだ
生活を言葉で見せるなんてことも
じゃ、言葉は何のためにあるのだ
じゃ、言葉で何ができるのだ
(なんでこんな疑問を抱くのだ、ことばで)

2016/5/2(MON)
今日からまた、東京、1週間。
娘の引っ越しの手伝い。
今回は誰にも会わないつもり。
時間があれば、その時考えよう。



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