2014/5 [HOME]

++ 日記 ++

2014/5/26(MON)
ふとノートをひろげる
どっちのページから書き出すか迷う
わずか右にかしいでしまうのは
左のページも白紙に見えるが
蛍光灯にきのうの忘れ物がうすく透けて見えるからか
水底に沈む難破船のような
私の 私と名乗る男の
だれでもない だれのものでもない
私という男の一日の残骸があるいは成果が
左のページにかすかに投影され
このように左のページにかかせようあるいは
書かせまいと右のページに誘うのか
そうだろうか






2014/5/18(SUN)
  うさ


どう言っていいかわからないのだ
この胸底に噛みすてられたガムのような
味気なくベッタリしたものが押し黙ったまま
貼りついて、小説を読んで、貼りついて
40分のウォーキングで、貼りついて、
カレイに塩を振って冷蔵庫にしまって、貼りついて
家人の前でことばにしようと口を開いて言葉にならず
なお貼りついて、べったり


だれにでもあるだろうそんなことたまには
うっちゃっておきゃそのうちわすれるもんさ


されどあいつのあの言い方あのことば
みんななんともなかったかい
とんがってるのおれだけかい
勝手に話を進めたり横道にそれたり
おっかぶせるような誇張がすぎるような
君たちはまだ知らないだろうからといいたげなやさしげな顔
 つきで
それでこうして書いてみたんだけど
なぜか少しおさまった
少しだけどね

2014/5/6(TUE)
あ、直ってる。文字化けがなくなった。
シミリンさん、ありがとう。

さて、大型連休の最終日。
大型連休って言って、ゴールデンウイークと言わなくなったのはなぜ?などと些細な疑問を感じながら、通常通りの日々を送る。
9時5時の規則的な時間拘束から離れた今の「通常通り」とは、なんとも休みの日があるにもかかわらず、ゆっくりした気分を持てずに、今の仕事(オンラインで日本語教える)の準備が気にかかり、ついその続きをやってしまうこと。
それをしなくても、1日単位で違うこと、たとえば山に行く、釣りででつれない時間を待ち続けるなどの遊びに心をうつせないこと。
ま、ここ1年は仕事優先でそれでいいと思っているから、だろうな。

2014/5/3(SAT)
文字化けだ。
でも、打てる。
どうすればいいのだろ。

見てる人は見れるのかな。

さっき風呂の中で思った。
連詩を書いたらいいのではないか、と。
ここの生活のひっかったものを文字にして行く。
生活のことある場面で表現を試みていく。
失敗したらそれをそのまま提示。
それも作品というものではないか。
だれに見せるためでなく、自分がふり返るため。
ありのままをどうやったらおもしろくできるか。
「酒田にいて 1405から1409」
シテに出すため、4ヶ月区切りで。

今日は小笠原さんと話す。刺激になる。
酒田でただ一人の小説家兼ボクサー兼彫刻家。
意見は違っても、イヤ、違うからこそ、おもしろい。



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日記帳(3) v1.02.00 エース (素材協力:牛飼いとアイコンの部屋)