2011/4/29(FRI)
「がんばろう日本」
3月11日を境に変わった。 「がんばる」という言葉をみな口にし、 絆とか助け合う、力を合わせてというコールがあふれる。 それ以前はこんな、なんと言うか、直接に過ぎる言い方は、 表にでなかった。 モノが飽和したような空気の中で、思いを述べることは ビミョウという言葉に隠れ、なまの顔を忘れていた。 この新たな大きな不幸を機に 一人ひとりが、うっすら貼りついた不透明の膜をぬぐい なまの思いを点検し、 生きる姿勢を取り戻すことができれば この大きな不幸のせめてもの救いになるのではないか。
がんばろう日本 かけ声のもと、 同じ方向を向いて進む危うさを感じないでもないが、 まだ光がさしこまないこの状況下で それに代わる言葉を知らない。
こんなとき詩は力を持つのか。 雨ニモマケズ なるほど、詩こそが、詩の言葉こそが 疲れた人の心を包むのだと知った。 やさしい言葉、唄いやすいリズム、 生きる力をプレゼントする詩。
いくつかの断片的フレーズを書いたが 直接的すぎて テキが大きすぎて お話にならない。
山形県S市に住んでいる。 停電2回、ロールペーパー切れ、ガソリン不足ですんだ。 よかった、と思い もっけだ(もうしわけない)とも。 ウミニネムルヒトビトヨ 1カゲツイジョウヒナンジョデネオキスルヒトタチ キョウワタシハ、アリフレタ1ニチヲスゴシマシタ
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