030 取り急ぎ とはがきのはじめに書く いつからそんなに忙しくなったんだ 腕時計もしなくなったのに 飯作りも 子供の手も離れたのに なにをそんなに 背中丸めてせかせか急ぐのだ だって することがいくらでも待ってるような 求められている興奮がほしいじゃないか どうせフリでもせめてフリをしなきゃ だからここでもやっぱり 取り急ぎ2015/2/23(MON) 風邪なのか 一日中ぼやっとしていた 情けない 029-2 フキノトウ 庭の片隅に ひいふうみい、6つも 若い芽が7つ 天ぷらだな、やっぱり 冷たい風だけど もうじき春 ここから春
風邪なのか一日中ぼやっとしていた情けない029フキノトウ庭の片隅にひいふうみい、6つも芽だけが7つおいしそう冷たい風だけどもうじき春ここから春
027日曜日したほうがいいことはいろいろあるが、しなければならないことはとくにない妻と今度行く旅行の話をした目が覚めるまで昼寝をした休むための時間だった時間がおれに寄り添ってくれたきょう、そんな日028朝のテーブルに本を置く買ったばかりのぶ厚いエッセー詩についての直在で深い洞察から生まれた言葉が整列しているかたわらでは納豆に刻みネギを加え塩辛をのせてかき混ぜている白い表紙のエッセーと刻みネギ塩辛のせ納豆が並んでいるもうすぐひな祭り表紙がおののいているあのネバネバあのくささあのしょっぱさはい、わかりました本をとなりの椅子の上に置く
中上さんからはがきが届く。「詩についての小さなノート」を読み始める。快晴の今日、宮之浦の海岸に行く。海を見に。025Nさんから、はがきをもらう。オッ送った同人誌の一篇がオモシロイとヨシ言葉に吟味が足りないのではないかともフーン見てくれる人がいる朝霧の山道をふわふわ歩いていて束の間霧が晴れあたりの木々が親しくなるような
0025明日、品川を離れ、酒田に帰る。18日間いた。その間、人に会っていばかりいた。美術館にも映画館にもいかずに。人を求めていた。人に何を求めていたのか。求めていたのは得られたのか。いづれにしても私にとって、知人、友人、先輩諸氏は財産だ。
0024こう、番号を書く番号は書ける、限りなく。しかし、番号から分かるのは順番と数量だけ。人の生活の様子を示すことはできない。だから、番号だけ書いて終ったら何か書いたことにはならない。こう書いているこのことが人の生活の様子を示しているかどうか。
節分。品川の娘の家で二日目。来る際、酒田駅でS・一郎にあい、それから話しながら来た。何十年ぶりかの再会。023何も書く事が思い浮かばない。正直言って。それでも書こうとするの何かに対する侮辱かもしれない。そんな気がする。でも、その「何か」とは、なんだろう。
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