2015/2 [HOME]

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2015/2/24(TUE)
030
取り急ぎ


とはがきのはじめに書く
いつからそんなに忙しくなったんだ
腕時計もしなくなったのに
飯作りも
子供の手も離れたのに
なにをそんなに
背中丸めてせかせか急ぐのだ


だって
することがいくらでも待ってるような
求められている興奮がほしいじゃないか
どうせフリでもせめてフリをしなきゃ


だからここでもやっぱり


取り急ぎ

2015/2/23(MON)

風邪なのか
一日中ぼやっとしていた
情けない

029-2
フキノトウ
庭の片隅に
ひいふうみい、6つも
若い芽が7つ
天ぷらだな、やっぱり
  冷たい風だけど
もうじき春
ここから春

2015/2/23(MON)
風邪なのか
一日中ぼやっとしていた
情けない

029
フキノトウ
庭の片隅に
ひいふうみい、6つも
芽だけが7つ
おいしそう
冷たい風だけど
もうじき春
ここから春


2015/2/22(SUN)
027
日曜日
したほうがいいことはいろいろあるが、
しなければならないことはとくにない
妻と今度行く旅行の話をした
目が覚めるまで昼寝をした
休むための時間だった
時間がおれに寄り添ってくれた
きょう、そんな日


028
朝のテーブルに本を置く
買ったばかりのぶ厚いエッセー
詩についての直在で深い洞察から生まれた言葉が整列している
かたわらでは納豆に刻みネギを加え塩辛をのせてかき混ぜている
白い表紙のエッセーと刻みネギ塩辛のせ納豆が並んでいる
もうすぐひな祭り
表紙がおののいている
あのネバネバあのくささあのしょっぱさ
はい、わかりました
本をとなりの椅子の上に置く

2015/2/21(SAT)
中上さんからはがきが届く。
「詩についての小さなノート」を読み始める。
快晴の今日、宮之浦の海岸に行く。海を見に。
025
Nさんから、はがきをもらう。
オッ
送った同人誌の一篇がオモシロイと
ヨシ
言葉に吟味が足りないのではないかとも
フーン


見てくれる人がいる
朝霧の山道をふわふわ歩いていて
束の間
霧が晴れあたりの木々が親しくなるような

2015/2/18(WED)
0025
明日、品川を離れ、酒田に帰る。
18日間いた。
その間、人に会っていばかりいた。
美術館にも映画館にもいかずに。
人を求めていた。人に何を求めていたのか。
求めていたのは得られたのか。


いづれにしても
私にとって、知人、友人、先輩諸氏は財産だ。

2015/2/5(THU)
0024
こう、番号を書く
番号は書ける、限りなく。
しかし、番号から分かるのは順番と数量だけ。
人の生活の様子を示すことはできない。
だから、番号だけ書いて終ったら
何か書いたことにはならない。


こう書いているこのことが
人の生活の様子を示しているかどうか。

2015/2/3(TUE)
節分。品川の娘の家で二日目。
来る際、酒田駅でS・一郎にあい、それから話しながら来た。
何十年ぶりかの再会。


023
何も書く事が思い浮かばない。
正直言って。
それでも書こうとするの何かに対する侮辱かもしれない。
そんな気がする。
でも、その「何か」とは、なんだろう。



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日記帳(3) v1.02.00 エース (素材協力:牛飼いとアイコンの部屋)