2005/11 [HOME]

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2005/11/3(THU)
ペナン旅行記、やっと1日目が終わったところ。5泊6日。いつ終わるんだろ。

今、2週間のブレイク。あさってから、カンボジア、アンコールワットへ。一人旅。5泊6日。プノンペンとシュムリアップ(遺跡のあるところ)のゲストハウスの予約も終えたし、後は行くだけ。

今日は友達とKLから近い観光地「ゲンティン・ハイランド」へ車で出かけた。朝8時半出発、道を間違い、高速に乗らなかったが2時間足らずで到着。カジノとテーマパークが有名らしいが、そこには行かず、日本庭園で「tea ceremony」に参加。ドイツ人といっしょに玉露を味わう。マレー人の若い女性が着物を着て、英語でもう一人の女性がお茶を点てる所作を説明する。説明も詳しいし、作法にのっとった身の動きもきちんとしている。感心した。茶室も庭も、「こんなところに本当の日本が」と言いたいほどみごとであった。そのあと、お茶の先生の案内で温泉と宿泊施設を特別に見せてもらった。これまた素晴らしい。超一流日本的ホテルとはこんなものではあるまいか。そんな描写しかできない。とにかく予期しなかったこともあり、マレーシアの山の上にあった「日本」にびっくりした。

先週の日曜日、急に釣りがしたくてたまらなくなり、一人で出かけた。釣り道具もないし、場所もわからないから、日本語新聞に載っていたエビの釣堀に行こうと思い、分厚いロードマップをひっくり返して道順を決めた。そして勇んで車で出発。ところが30分もたたないうちに、あれ・・いいのかな・・ちがうなあ・・思いながら高速でどこかへ突っ走っていく。もうだめだ、もどろう、わかるところまで、こっちかな、知った地名が出てこないなあ、などとウロウロしていたら、なんと「←Sri Petaling」と書いてあるサインボードに出くわした!(この前来た釣堀のある町。ここへ、実は行きたかった!けど、近いはずなのにどうしても地図で探せなかったんだ)なんの因果か、どうしてここに来たのかわからないまま、左折して行きました。結局、3回聞いて釣堀を探し当て、釣ってきました。10センチから20センチの手長エビを12匹。餌は鶏のレバーとグッピーの稚魚の一匹掛け。黒鯛のフチ釣りのように攻めたら、来た。周りが悔しそうに見てた。いい気持ち。

2005/11/1(TUE)
<2005・10・06〜11 ペナン・ブキメラ探訪>

10・06
朝4時半に起き、急いで近くのタクシープールへ。待つ。ところが来ない。タクシーどころか車がほとんど走っていない。まだ深夜。10分待ったが来ない。5時。飛行機は7時5分。ふつう空港まで50分はかかる。「こりゃ、ダメだ」コンドに戻って、自分の車で空港まで行くか、KLセントラル駅まで運転して、空港行き特急に乗ったほうが早いか。空港までの道、よく知らないし・・・ヤバイなあ。間に合わないかも・・・ともかく戻ろう。歩き始めて角を曲がったら、タクシーがエンジンをつけたまま止まっている。覗き込むと、男が眠ってる。「もしや・・」窓ガラスをトントン、2度3度。男が片目をあけ、窓ガラスを開けた。
「KLIA(Kuala Lumpur International Airport)へ行けるか」と聞くと、「Sure」。ヨカッタ!・・・料金はMidnight ということで、85リンギ。少し高いが、いい、いい。乗り遅れさえしなければ。気がつくと汗びっしょり。冷や汗も混じっている。
結局、ゆうゆう間に合った。朝ごはんを食べる時間もあった。運転手さんには感謝をこめて、5リンギ多く払う。

ペナン空港には予定通り、50分で着いた。が、ペナンは強い雨。風もあり、まだ薄暗い。暗い気持ちになる。ベトナム、ホーチミンに夜着いた時のどこかわからない誰も知らない心細さを思い出す。
ゲストハウスが集まっているというチュリア通りに着いたころ雨も上がり、気分も持ち直す。なるほど、「旅荘」とか「Budget Hotel」とかいう看板が目に付く。ぶらぶら歩きながら宿を探す。都合5件見せてもらう。20リンギでファン、エアコンなし、シャワー、トイレ共同という部屋から43リンギでファン、エアコン、シングル&ダブルベッド、シャワー(水)、水洗トイレという部屋まで。対応もつっけんどんだったり、手を握って名刺をくれたりといろいろで、おもしろかった。結局こぎれいで、明るい43リンギの一番高い部屋にした。高いといっても、リゾートホテルに比べれば5〜10分の1の値段だけど。

荷物を置いて、さあ、市内観光へ。
コムター(ここ、ジョージタウンのシンボル的ビル。ショッピングモール、バスステーションがある)まで10分ほど歩く。コムターの中にあるツーリストセンターはなぜか休み。いろいろ聞こうと思っていたのに。ガードマンに「極楽寺」の写真を見せ、行き方を聞くと、下のバスステーションで101か21の「Black Water」という意味の言葉が書いてあるバスに乗るといいと教えてくれる。なんだかよくわからないまま、薄暗いバスステーションをうろうろしていると、近くのバスの運転手が手招きしてガイドブックを見せろと言う。
「極楽寺」を指し示すと、「イエローバス」と隣のバスを指さす。サンキュー。料金1、2リンギ。降りるところも教えてくれると言う。

マレーシアに来て、初めて乗るバス。
30分ぐらいで外国人たちといっしょにバスを降りる。「Go straight」と言うからまっすぐ行ったら、ペナンヒルのケーブルカーの駅に来てしまった。道を聞き聞きテクテク戻るが、結構長い距離。まったく!タクシーで来たらまっすぐ早く来たのだろうに。けど、1、2リンギだからね。こんなもんさ、一人旅。

「極楽寺」の有名なパコダが見えてきた。七層の仏塔だ。
この寺はまあ楽しめた。赤、青、しろ、黄色、緑の、けばけばしいばかりに彩られた屋根や壁。両側に客引きの声がうるさい土産物屋がひしめく参道。道端に蹲り前を通ると空き缶をゆするおもらいさん。亀だらけの池、甲羅にびっしりコケの生えた大きな亀。
スリランカのオレンジの法衣を肩からかけた僧侶4人と写真を撮る。日本人だと思い、声をかけたのだと言う。「やっぱり日本人だ。あたった」なんて言っている。

パコダは七層で下の二層が中国、次の二層がタイ、その上がビルマ様式の仏塔。七層の内壁には仏陀が描かれたそれぞれの国ごとのタイルがびっしり貼られ、なかなかいい。最上階からは遠くに港、そしてペナンの海も望める。

参道を下って、屋台で焼きそばとアイスカチャンを食べる。帰りのバスは、なんと来たときのバス。来たときの運転手が大仰に喜び、おれを覚えているか、とか何とか聞いてくる。インド人だろう。バスの中はインドの音楽がうるさいぐらいの音量で流れている。クーラーつきで、シートもきれいで気持ちがいい。
その運転手に「ペナン博物館」に行きたい、と言うと、OK,着いたら教えると言ってくれる。みんな親切。親切を感じさせない親切。3、40分乗って、最終でみんな降りてしまったので、アレ?と思い、声をかけると、OK,大丈夫と言い、海沿いの道を客一人のおれを乗せてしばらく走る。とある交差点を超えたところで「ここで降りて、この道をまっすぐ行け!」と大きい声で告げられ、降ろされる。ありがとうよ!

「ペナン博物館」を見、「クーコンシー」という寺で休み、インド人街で中に肉のいためたものが入ったお好み焼き風のものを買い、歩いて「E&A Budget Hotel」まで帰る。案外近かった。







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