2013/10 [HOME]

++ 日記 ++

2013/10/25(FRI)
今、埼玉にいる。きのう、東京都現代美術館に行った。
TOKUJIN YOSHIOKAの「Crystalize展」を見に行った。
「これなに」「なんで」「なにかんがえてるの」
そんな疑問符に満ち溢れ、大層おもしろかった。
!や?はおもしろい。
断崖絶壁に立たされた心持になる。
(わかる詩は、ときにつまらない)
吉岡徳仁もそうだが、常設展の作家にも!や?の人がいた。
高柳恵里、冨井大裕、ギルバートとジョージ、マリオ・メルツ、栗田宏一など。
(それにしても、詩の領域の狭さよ・・・)

2013/10/18(FRI)
文を書く
ってナンだろう。
文って、ことばを組織立てて伝わるようにしたもの。
そのことばを文字化したもの。
ことばって、文字じゃないよね。
音声だけと言うわけでもない。
「あ」だけじゃ何のことかわかりにくいけど、
「い」をつなぐとくっきり意味が現れてくる。
「う」と続けると意味が消えて、意味の消えたものは
ことばとは言わない。
単なる「音」だ。


文を書く、だった。
何か言いたい事、はっきり文字で、残る文字で
きっと伝えたいことがあるんだろうな。
おれならおれの中に。


たとえばおれが
「フェルナンデスに会った」と書く
おれが持っているらしい伝えたいこと
が伝わる人は何人いるだろうか。
たぶんゼロだろう。
いや、ゼロでなくっちゃ困るんだ。
なぜなら、ウソだから。
    ・・・(続く?)



2013/10/17(THU)
あの10分の沈黙はなんだったのだろう
数ヶ月ぶりに会ってジャズに包まれながら
互いのことを話した
仕事のこと今日実のこともどかしい出来事なんでもいい
途中であなたといるとゆっくりするなあ
あなたには何でも話せるなあ
そんなことを思いながら70センチの距離で
向き合い笑い不満を言い合い同調しあとに
何にも残らないきれいに燃やした気がした
いいなあこの人
ことばの強さや受け止め方速さや間の置き方
しっくり来ると言う言い方をしたい
そこを出て駅まで歩いて地下道を抜けてじゃと言うまで
それなのにあなたは口を開かなかった
何も言わなかった あれは?
土曜日の夕方6時前もう帰るのでも主婦としてはと惑い
この沈黙はナンだろうと惑い
なお誘ってほしい気持ちもあったのか、
などと。


2013/10/16(WED)
台風26号。朝から強風、強い雨。(大雨と言わず)
けれど、14時半の今は、風は収まったようだ。
Steveさんのレッスン。ことばについて。
・レッスン、はちと恥ずかしい。授業と言うと、複数の人のイメージ。クラス、がいいのではとSteve.
・ニートについて調べる。はじめは、レッスンの準備で、類義語の「きちんと」と「ちゃんと」について調べていた。英語ではneatだった。「あれ、ニート?」と思い、意味が逆なのに、なんて不思議がっていたら、カタカナのほうは、neetだった。そうだろうな、同じわけないよな。それから、語源が気になって調べたら、イギリスの労働関係のことばを拝借したものだった。not in education,employment or training.


台風26号

雨だ、雨雨雨雨雨ずうっとずっと雨雨雨雨雨雨雨雨
風もだ、風風風風風ずうっとやまず風風風風風風風
死者60人だそうだ
台風で、死者が、60人?
行ったことのない島で
ニュースは見てうなずくだけ
うちの昼ごはんはマルちゃん塩ラーメンに小松菜ブロッコリー
残っていた肉団子を入れて母と半分ずつ
者者が60人?
ひどいね
おいしいね
やっぱり塩ラーメンが好き、おれは。

残す
何をなぜなんて
問うな

ちっぽけな観念でも、いとおしい
果たせない夢でも追いかけていたい

その航跡を
たどった生活の一こま一こまを
パラパラ漫画のようにおれが
死ぬ間際に振り返り
笑みを浮かべてあっち側に行く

自己満足ぐらいしたい
不燃焼の果ての小さな納得



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