2005/10/2(SUN)
きのう遅く帰って、車を止め、エレベータを待っていた。ふいにドアが開き、見ると正面に雲をつくような大男の外国人がいた。その後ろの暗がりに赤い髪の女性がいた。一瞬の間をおいて、乗り込んだ。少し横にずれてくれた。低い機械音とともに階が上がり、そろそろというあたりで、女性の声がした。「Did you win?」 振り返ると、おれのテニスラケットを指して微笑んでいる。戸惑っていると、雲男が「Of course」と言い、「ハハハ」と笑った。エレベーターが止まり、おれは降りた。「Good night」 |