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骸骨人厭々日録


2003年8月

2003/8/31(sun)
もろもろの権力のひとつ。

根石さんと電話で話していたら、わたしの耳につぎの言葉が刺さった。
「掲示板の書き込みだって自己権力の行使なんだぜ」
なるほど。力の権力、政治権力の行使などの根底に横たわっているもの。
それは、言葉の発声なんだ。だれもが自己権力を行使している。
このことを忘れてはなるまい。

2003/8/29(fri)
権力について何を知っているか。

人間社会を成立させ維持発展を可能にしているのは、もろもろの権力である。頂点にあるのが国家権力であるのは自明だ。
では、国家権力はだれのものか、当然にも日本においては民主主義政体であるから、国民のものである。国家権力行使の責任は、だから最終的には国民にあることになる。
では、国家権力運営の実行を担当するのは誰か。もちろん政治家である。国民が政治家に権力運営を依頼しているからだ。政治家が権力運営に失敗すれば、選挙で責任を問うことになる。
なぜ、わたしが、こんな当たり前のことを書くのかと言えば、「あらかじめ反権力」という姿勢で、やたらに「なんでも反対」を提示する人たちに、疑問を持っているからだ。
権力が、なぜ存在しなければならないか、という根本的な問題を考えたことがないのではないか、と思うからだ。

あなたは、この人類最古の問題を考えたことがありますか?



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