Feb 13, 2006

いつものおっちゃんが言った。「食べ物でつってはいけない。」

近くに住むいつものおっちゃんは、犬が気に入って毎週犬を見に来る。
「芸のひとつも教えてよ。」といってもそういうことは、一切やらない。
「食べ物でつってはいけない。」などといいながら、芸はやらせる。
欲しがると、どんどんおやつをあげてしまう。
ビスケットからささみジャーキーまで、とめどなくあげそうになるので「やめてよ!」とおじさんをきつく叱る。
すると、「ささみジャーキーはだめだってさ」と、犬にいいつける。
食事や排尿、排便にメリハリがなかなかつかないで、悩んでるのに。
それでも、彼は孫に相好を崩すおじいさんみたいに、ささみジャーキーを持ってきては与える。
不可抗力。
おじさんの存在はそれなのだ。
あざみの体重の多さはそれゆえなのだ。
何とかしようと思ってはいけないのだ。
今、二匹はわたしのベッドの上で、レスリングをしている。
アネモネ
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