Jul 11, 2005

セナはすこぶる元気で、薬の服用を力いっぱい拒む。
シニア用のドッグフードも、嫌がるし、彼の昨今の好みは、アイスクリーム、とうもろこし、ビーフジャーキー。
好きだった、ビスケット、じゃこ、鰹節など、みんな拒む。
おいしいけれど体に悪いものは、犬でもやっぱり食べちゃうのだ。それに、好きなものが出てくるまでハンストをするようになった。


昨日、セナの病気の説明を母と弟にした。
弟はなかば怒ったように「わかったよ」と言い、母は「かわいそうだね」といい、わたしに「お願いね」と言った。
彼女は自分のことでもいっぱいなのに、絶えず誰かを心配しているから大変なのだ。


さて、セナはさっき昼食だった。
昨日から、ビーフジャーキーを食べさせないのに抗議をしている感じだ。ビーフジャーキーは、薬の時にやるから、当然昼食にはつかない。シニア用のドッグフードに、ビスケット。
これでも以前に比べれば、ビスケットがあるから上等なのだ。
ずっと寝ていたセナに促されて、冷蔵庫の前のセナの食器に盛る。
セナは後ろを向いている。
「おあずけ」
セナは尻をむけたままだ。
「お座り」
後ろ向きに座る。
「よし」
かれはおもむろに立ち上がり、水を飲んだ。


そんなわけで、わたしは大丈夫だ。
それにしてもセナを見ていると、観念がないことは何と自由なことなのだろうか・・・・と思う。
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