Dec 12, 2006
名前など。
12月に入ってなかなか色々と忙しいです。ブログもさぼり気味になりますね。
私の小川三郎という名前は筆名です。
当然ながら本名は別にあります。
この筆名は、以前現代詩手帖に投稿を始める際につけたもので、
意味があるといえばありますし、ないと言えばありません。
元来私は名前というものに執着心を持っておらず、なくてもいいとすら思っています。
しかしなければやはり困りますから、一応つけてあるとその程度です。
ということで小川三郎と言う名前は、筆名というよりも寧ろ偽名に近いものです。
もしも誰かが私の作品を知る機会があったとして、
私は小川三郎という名前を覚えて欲しいとは思いません。
ただその作品の中の一行の半分でも心の中に残ってくれれば、それで充分です。
「ああ、その詩知ってる。いや、誰が書いたかまでは知らないけど…」くらいが私の理想ですね。
まあ、とてもそこまでは行かないでしょうが。
有名になるには勿論作品よりも寧ろ名前を売ることが必要でしょうが、
私にはあまりそういう欲求もないですし、もしも名前か作品のどちらかが僅かにでも認知されるなら、
それはやはり作品の方がいいです。
例えば谷川俊太郎さん。
この方は勿論大変に有名で素晴らしい詩人であり、名前作品ともに世間で認知されていますが、
それでも谷川俊太郎という詩人は知っているし顔も知っているけど、
その作品はと言われると出てこない、という人は世間にはたくさんいると思います。
逆に、「鉄腕アトム」のアニメの主題歌。
ある世代から上の方は、ほとんど誰もがこの歌をご存知でしょう。
しかしこの歌の歌詞を作詞したのが谷川俊太郎であることを知っている人は、
普段から詩に親しんでいる方々は勿論ご存知でしょうが、
世間的には案外少ないのではないでしょうか。
実際私がこのことを友人に話したりすると、驚く人が結構います。、
私は後者のほうがかっこいいと思いますし、理想です。
本音では、そう思われている人も多いのじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
んー、ちょっと尻切れトンボですけど、今日はこの辺で…。
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