May 10, 2006

ヤシの木から落っこちたキースのことが、

非常に心配です。
情報が錯綜していて、軽い脳震盪という情報もあれば、
脳外科手術を受けて静養中という情報もあり、
はっきりしません。
まったく60過ぎて何やってるんだか。
大したことないといいんですが…。

先日、「本城直季写真集/スモールプラネット」という写真集を買いました。
一応は風景写真集ですが、なんか変です。
実際の風景を写しているのに、ミニチュア模型のように見えるのです。
カメラの技術的なことなんでしょうけども、そこら辺にうとい私は、
いったいどうやって撮っているのだかわかりません。
以前に確かリラックスという雑誌でこの人の写真を見て、
「うわ面白れえこれ。どうやって撮ってんだよ」などと興味津々だったので、
写真集を見かけて思わず買ってしまいました。
結構ボリュームもあって、飽きずに眺めています。
桐田さんあたり、お好きなのではないでしょうか。
税込2650円也。

男はミニチュア模型が好きですね。
私も小さい頃はプラモデルをよく作りました。
宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム…
今はもう全然作りませんが、
おもちゃ屋を通りかかって、ジオラマなんかディスプレイされていると、
思わず覗いてみたりします。

そういえば私も、フィギュアという奴をひとつだけ持っています。
何年か前に、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪フィギュアがシリーズで出たのですが、
その中で私が思わず買ってしまったのが、原作者の水木しげる自身のフィギュア。
紙とペンが置かれた小机を前にして、
まだ比較的若い頃の水木しげるが胡坐をかいて座り、
顎を手でさすりながら嬉しそうに空想に耽っていて、
それを机の端っこに座り込んだ目玉親父が見上げているというものです。
すごく可愛くて、数百円と言う安さも手伝って買ってしまいました。
今も私の創作の神様として、机の前の本棚の隅で空想に耽っています。

思うんですが、盆栽というやつも、ミニチュア模型と同じですね。
大きな木を、小さい植木で再現しているんですから。
よく品評会と称して、年配の方が難しい顔して唸りながら見ていますが、
あれは実は、ガンダムのプラモデルに群がる子供たちと同じだと思います。
まったく男ってのは死ぬまで子供です。
それでいいんです。
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