Jan 11, 2006

風邪をひくにはひきましたが、

特に熱が上がるでもなく、
ただ喉が痛いという程度におさまり、
日常生活にはなんら支障をきたすことなく、
年始の日々を過ごしております。

ちょっと報告が遅れましたが、
ネットポエトリーマガジン「リタ」の最新号に、
桐田真輔さんが「人形詩逍遙」という、
人形を題材にとった古今東西の詩に焦点をあてたエセーを書かれているのですが、
その中で私の「糸」という詩を取り上げてくださいました。
考えてみれば、これがネットで全文が読める私の唯一の作品なんですね。
だからどうだということもないですが。

このエセーでは、人形を題材にした沢山の詩を読むことが出来ます。
もちろん、それについての桐田さんの考察も歯切れよく冴え渡って、
長文であるにも関わらずぐんぐん読ませられてしまいます。
未読の方は是非どうぞ。
桐田真輔さんのトップページの一番下から行けます。

そして、今出ている「詩の雑誌midnightpress」30(2005年冬号)に、
私が参加している詩の合評会PSPクラブの発起人、
竹内敏喜さんの小詩集が組まれており、
「徳利」「原色」「嬉々」の三作品を読むことができます。
三つとも私は以前に読む機会に恵まれており、
特に「徳利」と「嬉々」は、とても面白くていい作品だと思いますので、
是非読んでみてください。

私の方も、ぼつぼつと詩を書いております。
私の信条はジジ臭く「継続は力なり」というものですから、
とにかくゆっくりでも絶えず書き続けていれば、
そのうち一個ぐらいいいのが出来るだろう、
つまり「下手な鉄砲、数撃ちゃあたる」という感じで、
止まらず走らず書いています。

しかし、ブログをネットサーフィンしたり、
最近頂いたりするようになった同人誌など見ていると、
皆さん精力的に書かれていますね。
殆ど「量産」と言っていいぐらいの方もおられて、
のんきな私は、恐れ入るやら焦るやらです。

年末年始も、休みの間は結構書いていたんですが、
あとで見直してみると、箸にも棒にもかからぬものばかり。
中には詩を書いていたつもりが、
いつの間にかショートショートみたいになっちゃったりして、
仕方がないから、そのままショートショートにしちゃったりして、
どちらにしても人様に見せられるようなものではなく、
こりゃ、お蔵入りですな

それでもたまに「うまくいった」と自分なりに思えるものが出来たりすると、
俺もなかなか捨てたもんじゃないな、
なんていい気分になったりして、
しかしそれを人に見せると、
あんまりいい反応が返ってこなかったり…
うまくいきませんね。

そういえば、
私の今回の詩集に「四季」という作品が収録されているのですが、
実はこの詩、
当初は入れるつもりではありませんでした。
初校が戻ってきて、
作品の順番を入れ替えたりなどしているときに、
なんか詩集の真ん中らへんが窮屈に思えたので、
力の抜けるような場所が欲しいなと、
言わばバランス合わせのようにして入れた作品だったのですが、
意外にも「いい」と言って下さる方が多くいらっしゃいました。

この作品、
自分としては気に入っていたのですが、
あまりにも平坦でシンプルなため、
人に見せて反応があるものではないだろうと外していたのです。
嬉しい誤算というのでしょうか。
やはり書いた本人が見るのと、他の人の見るのとでは違うようですね。
そんなわけで、もしまた詩集を作ることが出来るとしたら、
作品を客観的に見てくれるプロデューサーみたいな人がいてもいいかな、
なんて思います。
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